今日の午前中は、西宮市民会館で行われた戦没者・戦災死没者・海外物故者・原爆死没者合同慰霊祭へ。
様々に思いを馳せる大切な機会を頂きました。
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という話からうって変わって、今日は、ちょっと自分の中で整理しかねている話ですよ。
まだ結論も出きっていないのですが、ちょっとお付き合い頂ければ、と。
市内各所に設置されている、通学路であることを通知し、注意喚起を求める看板。
基本形は、
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●日本語で「通学路注意!」
→横に、英語で「Beware of School Children!」と併記
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という形になっています。
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ところが、この表記が、どうもネイティブな方から見たときに違和感を感じる内容なのだそうな。
というのも、この表記だと「危険な子供に注意せよ!」的なニュアンスを持つらしいんですよね。
このことをSNS上でネイティブな方に揶揄されていることを知ったのが、つい先日のこと。
市の担当部署にも確認してみたところ、はっきり言い切りはしないものの、「そういう風に受け取られる可能性は否定できない...」的なことを言っています。
ただ、そうなると、なんで、こういう表現が市の広報啓発看板として採用されたかが謎なんですよね。
で、元をたどっていくと
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●西宮市には、情報をわかりやすく伝えるためのデザインや、効果的な配置についてのルールを定める西宮市公共サインデザインマニュアルがある
→公共サインは、このマニュアルに基づき表示・設置等を行うものとしている
●このマニュアルにおいて、「飛び出し注意!」=「Beware of pedestrians!」という文例が示されている
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●これを受けて、教育委員会は、英語部分については「Beware of School Children!」と表記することを決定
→以降、その表現を踏襲している
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という流れがあったことが分かりました。
でも、この流れを聞いても、「いやいや、そもそも最初に「飛び出し注意!」=「Beware of pedestrians!」という表記になったのはなぜ?で、通学路注意の表記を定める時にも、そういうチェックは入らなかったの?」と思うわけですよ。
公共サインマニュアルの担当課は「当時、秘書国際課を通じて、ネイティブの方にも確認した上で、採用した。今でも、この表現が必ずしもおかしいとは言えないと思っている!」と言っています。
でも、特におかしいとまでは言えないにしても、ネイティブな方から揶揄されているのは事実。
英語ペラッペラな知人に聞いても、「いや、ネイティブでなくても、おかしいよ!」と断言されました。
そんな表現が、こういう風に採用されているという経緯が、どうにも納得いきかねるんですよね。
そもそも、この公共サインマニュアルについては、策定された当初から、色々と思うところがあるわけで。
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●「景観上よくないので...」というなら、他に規制するべきものがなんぼでもあるでしょ!?こういうとこに真っ先に手を出す姿勢は、ずれているとしか思えないわけで。@2019年10月のブログ
●「道徳啓発系の看板は、今後設置しない!」は行き過ぎでは???引き続き、この問題、掘っていきます!@2019年11月のブログ
また今回、話題になったのは「通学路注意!」ですが、それが公共サインマニュアルに掲載された文例から始まって起こっているものであるなら、他にも同様の問題が起きている可能性は否定できません。
そういう意味で、総チェックが必要では?と思うわけですよ。
また、そもそも注意喚起看板に英語併記が必要なのか??という話もあります。
多言語表記が必要だというなら、英語以外の言語も必要だ!という話にもなり得るのでしょう。
でも、一瞬で通り過ぎる注意喚起看板に多言語表示するくらいなら、より視認性の高いデザイン・色(要はもっと目立つもの)にした方がいいのでは?)と思うんですよね、個人的には。
多国語を使わなくなれば、同様の問題は起こらないわけですし。
といった一連の話を担当部局にも伝えており、諸々、整理して回答をもらえることになっています。
話が整理できましたら、またご報告する機会もあろうかと思いますので、興味おありの方はお待ち下さいませ。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。
私には正確なところは分かりませんが、英語表現、他にも違和感のある内容がありそうな気がします。
そこも含めて整理が必要だと思いますし、なにより今後このようなことが起きないようにすること、そのためにも、なぜ今回、このようなことになったのか原因究明が必要だと思っています。
担当からは、原因究明については非常に後ろ向きな印象を受けていますが。
「おかしいと思っても...」の内容、思わず噴きだしてしまいました。
強く、ご指摘の通りな面があると思います。
こういった面を正していかなければ...と、強く思っています。
貴重なご意見を頂戴したことに感謝申し上げます。
コメント頂き、ありがとうございました。
Beware of は、日常会話に使う言葉として違和感があるって、私でも思います。50年前に使っていた辞書を見たら、「油断しない、心を許さない」とあり、さらに、be ware が元の形ようでありwareの形容詞は、古語で、狩猟用語からのようですね。
そのほか、〇曜日一方通行は、曜日の前にon を入れたいですし、歩行者優先のyieldは、イールド・カーブのような学術用語に近い印象があり、生活用語として使うのでしょうか?疑問です。教養あるネイティブに確認したとは思えません。