ずっと気になっていた案件について、最悪の事態は避けられたという報告が9月議会でありました。
なかなか取り上げる機会がなく、報告が遅れてしまいましたが以下どうぞ。
話をザックリまとめると
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●地下水のくみ上げによる地盤沈下を防ぐため、大口利用者を対象に実施されている工業用水道という事業がある
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●/利用者が限定される/一度施設を建設すると、使用水量が減っても施設規模は下げられない/等の要因から、過去、市は一貫して/契約水量の減量は認めない/そうした考えは一切ない/と言明してきていた
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●ところが昨年3月、議会への報告もないまま、各事業者との契約水量の見直し(≒大幅な減少)を実施していたことが判明
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●その際、料金改定は行わなかったため、今後の収支は大幅な赤字に転落することが予想される
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というもの。
より詳しい内容は以下でご確認頂けます。
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【ご参照】
年間収入3.8億円弱の工業用水道事業。収入が一気に6千万円以上も減る契約見直しを気軽に進めるって、一体…@2022年3月のブログ
私は、どちらかというと契約水量を見直した上で、利用料金の設定を見直すべきだと考えていました。
だから上のブログにも書いてある通り、契約水量の見直し自体に反対ではありません。
でも契約水量を見直すなら、契約水量あたりの使用料金も見直さなければ、工業用水道事業は大幅な赤字に転落してしまいます。
そして、そうなれば工業用水道事業を長期にわたって安定的に経営していくことはできませんし、最悪の場合、工業用水道事業には直接関係ない多くの市民が負担を被ることにもなりかねません。
それでは、あまりにも無責任。
そして、これまで議会にも説明してきた根本的方針(=契約水量を見直す考えは一切ない!)を、なんの説明もなく唐突に変更していたことは、あまりにも不誠実です。
なので私は当時、珍しく(?)激怒していました。
が厳しく指摘した甲斐もあってか、この度、来年度からの料金改定が実現、当面は黒字が確保されると報告されました。
今後の見通しは以下の通り。
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9月議会で明らかになった財政危機についてもそうですが、つくづくとしっかり監視していかなければならん組織なんやな...と痛感しますね、こういう話がある度に。
引き続き、様々アンテナを張り、おかしな話は徹底的に追及してまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。