西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

本来、値上げは最後の手段であるべき。 ~取るべきところからは取る/稼働率向上に取り組む/のが当然です!~

2024-09-12 08:18:20 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

62歳にもなって、なにやっとるんですかね、ホンマ…
しかし、これで減給1/10(1カ月)って、甘すぎるんじゃなかろうか。
もし私が同じことやったら、間違いなく社会的生命抹殺されるとおもうんですけどね。。。
 ↓
繰り返し他人の車パンクさせる 上下水道局の職員を懲戒処分 西宮市@こうべ新聞NEXT

てな話はさておき、本題へ。
昨日の総務常任委員会で、個人的にアツくなった話の一つが「施設使用料の改定について」の話でした。
これ、
-----
●体育館・野球場・グラウンド・公民館・市民館・ホール・会議室等々、公の施設を維持するためには、巨額の資金が必要
→施設を利用する人と利用しない人がいる中、負担の公平性を確保するため、利用者に応分の行政コストの負担を求める必要がある
→利用者に応分の負担を求めるため、公の施設の使用料を改定する(≓基本的には値上げする)
-----
という内容ですね。

この件、初めて、市としての方針が示されたのは、令和元年9月議会でのこと。
その時は、あまりにも拙速だったこともあって一旦、却下されました。
その後、議会側からの指摘を受けて一部修正が加えられたこともあり、12月議会では可決されたという、曰く付きの内容ですね。
 ↓
【ご参照】
料金見直し自体に反対ではありません。でも市民に負担を求める以上、もっと先にやるべきことがあるでしょ? @2019年9月のブログ

その際、
-----
●3年ごとに施設使用料を再計算し、必要に応じて見直しをすると定めていた
→が、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、一時、見直しを延期していた
→状況が落ち着いてきたこともあり、今年度、見直しを実施する!
-----
ということで、昨日の総務常任委員会で報告があったというわけです。

上のリンク先のタイトルにもある通り、私、この内容自体に反対するものではありません。
施設を利用する人・しない人がいる中、利用する人には応分の負担を求めざるを得ない...という理屈自体は一定、理解できますし。
とは言え、諸手を挙げて賛成という感じでもないんですよね。

理由の一つは、市自身があげている「受益者負担の原則」という話から始まります。
 ↓


上に挙げている理屈に則るなら、そもそも西宮市に税金を払っていない市外住民には、割増料金を設定するのが筋であるはず。
ところが、施設によっては市外料金を設定していないものもあるんですよね。
まずは、ここをこそ見直すべきだと私は思うのですよ。

加えて、市外料金を設定している場合でも、その割増率はバラバラ。
ここについても一定の整理が必要です。
施設の種別ごとに受益者負担率まで定めているくらいですもの、その位できるはず!
少なくとも、考え方を所管任せにするのではなく、市全体として整理すべきだと思うんですよね。

そして、もちろん、設定した割増料金は徴収しなければなりません。
こちらについても徹底できていなかった現実があるわけで、こういうところの見直しが当然、必要です。
文化施設については、きちんとした見直しが行われましたが、他にも怪しい事例がありますし。
 ↓
【ご参照】
代表者が市外在住の場合、文化施設の利用料は5割増。このルールを徹底するための見直しが進められます!@2024年8月のブログ

また、稼働率を上げる取組も重要です。
各施設に求められる受益者負担率を算定する上で、利用単価と稼働率が、きわめて重要。
ならば利用単価を上げることばかりでなく、稼働率を上げるための取組も進めなければなりませんよね。

そのための1つとして考えられるのは、施設の運営者(多くの施設は指定管理者制度を利用して、民間事業者が運営を受託しています)が頑張ること。
そして市が、そのために出来ることは、そうした努力に繋がる仕組みを導入すること。
「施設の売上が上がれば、その分が事業者の利益になる!」という利用料金制の導入なんかは、その筆頭だと思います。
加えて、市の直営やら外郭団体に委託している施設なんかは、基本的に外部委託すべきだと思っています。
 ↓
指定管理者制度の利用料金制の仕組み@上越市HP

また、厳しすぎる利用条件を一部緩和することも有効だと思います。
例えば、西宮市の公民館の場合、「使用が認められない活動」として以下の内容が示されています。
 ↓


でも他自治体の話を聞いていると、これらの中でも使用を認めている事例もあるようなんですよね。
こういったところについて、見直せる部分は極力、利用しやすくする方向で見直すというのも、考えるべきことだと思っています。

必要な値上げは、せざるを得ないのでしょう。
一方で、公の施設は、そもそも広い意味での公益という観点から必要と考えたからこそ、設立されたはず。
ならば、値上げというのは最後の手段であるべきだと思うんですよね。

「出来る限りの経費削減や、売上向上のための取組を進めた。
 でも、これ以上はどうにもならない。
 だから市民負担を求めざるを得ないし、そこは心苦しいが、値上げという形で協力してほしい...」
というのが、本来あるべき話だと思っています。
でも現状、そうなっているとは思えないんですよね。

という内容を厳しく指摘しました。
そして個々の指摘内容については、前向きに対応する旨、答弁を得ることが出来ました。
というわけで、今後の展開をしっかりと見守ってまいります!
それでは、今日のブログは、これにて失礼いたします。
今日も一日、頑張ります!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。