先日の日記の続きです。
繰り返しになりますが、私は、組織・体制を見直すためには、
○不要・不急の業務・部署から人員を削減し
○必要性が高く人手が不足する業務・部署に配置する
等、組織全体のバランスの見直しが必要だと考えています。
例えば、市役所の部署の中には、
「役職についていない一般職員の月間・一人当たりの残業時間が
60時間を越える」
という課も存在します。
その中の一つ・某課の場合、人・時期によっては月間の残業時間が
200時間を超えることも、ざらにあるそうです。
1日8時間の週5日勤務で40時間。
それが4週間で160時間。
残業時間200時間ということは、通常勤務以上の時間を、
残業しているということになります。
このような状況は、
○本人の健康に悪影響を及ぼしかねない
○長時間労働による効率低下が懸念される
○これによって発生する超過勤務手当も莫大な額に上る
など多くの問題を内包しており、非常に深刻な状況であると言えます。
一方で、
「役職についていない一般職員の月間・一人当たりの残業時間が
10時間未満」
という部署が全体の半分以上を占めています。
残業時間を仕事の忙しさのバロメーターの一つと見るのであれば、
こうした現状を是正することが必要なのは明らかです。
(いずれも2008年度実績)
一方で、正直なところ、
「なんで、この部署、こんなに残業が多いんやろ???」
と思う部署も存在します。
また、非常に残業が多い部署であっても、
「それ、やらんでもええようなことに時間裂いてるからちゃうの?」
「も少し効率的にできる部分があるんちゃうの?」
と思う部分もあります。
残業時間だけをもって、組織のバランスについて云々。。。
と語ること自体、無理があるというのも事実でしょう。
しかしながら、その部分を割り引いて考えるにしても。
私には、どう考えても、こうした現状が好ましいものとは思えません。
まずは、業務自体の必要性を検証すること。
その上で、その業務の効率性を精査すること。
しかる後、そのために必要な人員・組織・体制を整えること。
本来必要なことはこうしたことであり、市長が答弁した
「定数管理を人事課で集中して行う手法については見直しを図り、
組織管理担当との共同による管理体制へと改善していく」
ということの意味は、こうしたものでなければならないと思っています。
いろいろ角度から調査を進め、改善に寄与するべく、
取り組んでまいります。