西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

子供によって、問題のありどころが大きく異なることの多い不登校問題。それぞれの課題に対応するためのきめ細かい対応が必要です!

2019-05-07 18:27:38 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

長かったGWも終わりましたね。
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暇を持て余した方も、リフレッシュしまくった方も、1mmも関係なかった方もいらっしゃることかと思います。

私も、しっかり立て直していきます!

さて本題、しばらく飛ばしに飛ばしまくっていた3月議会での代表質問の続きです。
それでは早速始めます。

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【質問】
「鳴尾北幼稚園休園施設を活用して2か所目の適応指導教室を整備し、より学校に近い環境で社会復帰や学校復帰を目指した教育的な支援を行う「あすなろ学級」とする」とあります。
しかしながら教育委員会が把握している昨年度の不登校児童数は小学校157人、中学校が397人ときわめて多数に上っており、2か所の適応指導教室だけで対応が可能なのか、疑問です。
仮に1ヵ所に多人数を詰め込むことになれば、「多人数のクラスになじめない児童生徒」に学校と同じ環境を強いることにもなる恐れもあります。

また法に照らして、疑義が残る部分もあります。
「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」第13条では、「国及び地方公共団体は、不登校児童生徒が学校以外の場において行う多様で適切な学習活動の重要性に鑑み、個々の不登校児童生徒の休養の必要性を踏まえ、当該不登校児童生徒及びその保護者に対する必要な情報の提供、助言その他の支援を行うために必要な措置を講ずるものとする。」となっています。

もちろん「学校に近い環境で社会復帰や学校復帰を目指した教育的な支援を行う」ことの重要性を否定するつもりはありません。
しかしながら、学校復帰を前提とした施策だけに傾斜しているようにも見える方針には違和感を感じます。
そこでお伺いします。
今後の不登校児童に対する支援についての、市の見解はどのようなものでしょうか?
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【答弁】
本市におきましては、すべての子供たちが健やかに育つことができる環境を整えるため、義務教育制度のもとにさまざまな取り組みを続けているところでございます。
しかしながら、議員ご指摘のとおり、学校に行けなかったり、登校しなかったりする児童生徒が増加している状況を踏まえ、さらなる支援が必要であると考えております。

現在、不登校児童生徒に対する支援については、教育委員会とこども支援局が連携してこども未来センターの適応指導教室「あすなろ学級」で対応しておりますが、不登校児童生徒の増加と多様化にともない、事業の再編と拡充が必要です。
不登校児童生徒については、行き渋りが見られ始める状態から、落ち込んで無気力になって外出できない状態、多人数クラスにはなじめずに適応指導教室にも通級できないなど、さまざまな表れがあります。

家庭での支援や福祉的・医療的なサポートが必要な児童生徒には、こども未来センターの「(仮称)プレあすなろ学級」において、少人数クラスで個々の状態に応じた支援を行ってまいります。
福祉的・医療的な支援は必要なく、ある程度の集団で活動ができる児童生徒には、教育委員会が所管する鳴尾北幼稚園休園施設を活用した「あすなろ学級」において、社会復帰、学校復帰を目指した教育的な支援を行ってまいります。
また、本市の適応指導教室は、鳴尾北幼稚園休園施設とこども未来センターの2か所となりますが、不登校児童生徒の増加や「あすなろ学級」への通級に時間がかかるなど、通級が困難な不登校児童生徒に対応するため、市内数か所での「あすなろ学級」の整備も検討してまいります。
あわせて、不登校児童生徒のすべてが一日も登校していないわけではありませんので、「あすなろ学級」だけでなく、学校への居場所サポーターの派遣、在家庭学習支援システム(あすなろWebクラブ)の紹介なども進めてまいります。
また、フリースクールに通っている児童生徒も少なからずいるため、本年度に実施した情報交換会などを継続するとともに、フリースクールに関する資料を閲覧できる環境を整えてまいります。

今後、新たに設置する「あすなろ学級」につきましては、学校生活への復帰を支援するという適応指導教室の主旨は変わりませんが、学校に復帰することを強要するものではなく、「あすなろ学級」の温かい雰囲気の中で、児童生徒が夢や希望を持ち、主体的に学習や体験活動などに取り組むことができるよう支援を続けてまいります。
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【意見要望】
今後の不登校児童生徒に対する支援の方向性として、様々な内容が示されました。
不登校の原因や背景が複数あるのと同様に、支援についても、児童生徒ひとりひとりに応じた支援が必要です。
また児童生徒の状況にもよりますが、「学校に復帰することを強要するものではなく」と答弁にあった通り、学校復帰を目指す・目指さない、どちらも正しい選択肢となりえることを強く認識していただきたいと思います。
長い目で児童生徒の将来を見据え、ひとりひとりに応じた適切な支援ができるよう、取り組みを進めること、インターネットで様々な情報があふれている昨今だからこそ、保護者への不登校支援についての情報提供にも努めることを要望しておきます。


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言いたいことは意見要望で言い尽くしている感じですね。
で、市側の対応も、一定納得のいくものだと考えています。
こうした問題にも、しっかり取り組んでいかねばなりませんね。

というわけで、今日のブログはこのへんで。
それでは失礼いたします。



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