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市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は、以下でご覧頂けます。
なお本日の感染確認者数は34件、過去最高を記録しました…
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2021年1月の記者発表@西宮市HP
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新年早々、違和感だらけの話があったので、今日は、そのご報告ですよ。
ちょっと聞いてやってくださいな。
昨年12/21の政策調整会議で配布された資料によると、市は『「市民の声」のホームページ公開対象を拡大し、市民に開かれた市役所(OPEN)の実現に資する制度としていく予定』なのだそうな。
なるほど、それはよいことです。
ところが、その続きを見ていくと
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●近年、市ホームページ投稿フォームからの「市民の声」の投稿が、増加の一途をたどっている
→「市民の声」の受付担当課である市民相談課だけでなく、回答を作成する各課においても、「市民の声」の処理が負担になっている
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と書いてあるぞ…
要するに、市民の声が増えすぎて、大変や…と。
そして更に、その続きには「新型コロナウイルスの影響による投稿数の激増は、8月頃に一旦落ち着いたものの、その後も月平均で、新型コロナウイルスによる影響を受ける以前(R2.1:73 件)の 1.5 倍程度(R2.10:108 件)の件数で推移しています」とあるんですよね。
いやいや、市役所全体に対して、1ヵ月100件ちょい(=一日平均3~4件)しかこない「市民の声」への回答が、そんなに大変ですか???
そして、さらに「おいおい…」と思ったのが、これに対応するため
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●現在は、連絡先のメールアドレス等が記載されていれば原則何らかの回答を求める運用としている
→氏名・住所・メールアドレスのすべてが正確に入力されていなければ、回答しない運用に改める
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というところ。
いやいや、そんなことしたら、意見を上げる側のハードル、むちゃくちゃ上がりますよ…
そもそも市民の声を聴くことは、市民サービスを向上するため、とても重要なこと。
なのに、西宮市は「『市民の声』なんか上がってきたら迷惑。意見なんか少なけりゃ少ないほどいいにきまってる!」と思っているということなんですかね???
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『今の運用だと「個人又は団体等に対する誹謗、中傷等にあたるもの」「営業活動又は売り込みを目的としたもの」「公序良俗に反するもの」「趣旨が不明確なもの」でも、メアドさえ記載されていれば回答しなければならない。それは負担が過ぎるし、そういったものには回答しない!』というのは十分、理解できます。
実際、私も自分のブログへのコメントについては、ほぼ同様の運用としていますし。
だからと言って「氏名・住所・メールアドレスのすべてが正確に入力されていなければ、回答しない!」というのは、どう考えてもやりすぎだと思うのですよ。
匿名だからこそ、ある意味、気楽に意見があがってくる。
そして、そうした意見の中に、とても重要な声が埋もれている!というのは、よくあることだと思うんですよね。
実際、私自身、頂いたメールやコメント等から、たくさんの気づきを頂いていますもの。
そういうのを、敢えて、全てぶった切る!という西宮市の方向性は、私には完全に理解不能です。
こんなんで「市民に開かれた市役所(OPEN)の実現」とか言われても。。。
ということを所管部署には伝えておきました。
つくづく、役所の感覚とか常識って、私とは違うよな…と痛感しつつ。
ということで、今日のブログはこのへんで。
それでは失礼いたします。
遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
西宮市役所も本日からスタート。
今日が仕事始めという方も多くいらっしゃることと思います。
一方で、暦に関係なく、年末年始も働き、たくさんの方々の暮らしと生活を支えてくださった方も多くいらっしゃるはず。
全ての方々に、心から感謝を申し上げます。
昨年は、新型コロナ感染症による甚大な影響に振り回された一年でした。
私事ですが、この年末年始は、ほぼ家に引きこもり。
例年であれば、年末はギリギリまで消防団の年末特別警戒と、地域の火の用心。
年始は元旦にお呼ばれする恒例の会があったり、私と妻それぞれの実家に集ったりしているのですが、こうした活動もすべて中止か自粛。
こんな年末年始は生まれて初めてですし、同様の方も多かったことと思います。
一方で、厳しい状況の中、働かざるを得なかった方や、働く機会自体を失った方も多くいらっしゃるはずであり、つくづくと影響の大きさを感じずにはいられません...
私、個人的に「鼓腹撃壌(こふくげきじょう)」な状況こそが、政治にとって最も望ましい状況だと思っています。
なお「鼓腹撃壌」とは「善い政治が行われ、人民が平和で不満のない生活を楽しむ様子。または、世の中が平和なこと」。
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●古代中国の聖天使とされる尭(ぎょう)が、世の中がうまく治まっているかが気になり、町の様子を見に行った
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●一人の老人が満腹になった腹を打ち鳴らし、地面を踏んで拍子をとりながら『世の中は平和で天子はいてもいなくても変わらない』という意味の歌を歌っていた
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●これを見て、尭は人民が政治を行う者の力を意識せずに、満ち足りた生活が出来ていることが分かり、安心した
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という故事に由来する四字熟語です。
政治のことなんて、誰も意識していないし、する必要もない。
でも、皆が幸せで、満ち足りている。
客観的に見ても、そういう状況にある。
こんな状況があるなら、まさに最高では???と思うわけで。
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【引用元・四字熟語辞典ONLINE】
一方、昨年から今年の状況は、まさに、その逆だと思っています。
これほど多くの方が、お住いの自治体の知事を意識し、他所と比較したり、展開する政策に興味と関心を持たれたことは、かつてなかったのではないでしょうか。
政治に興味を持たず生きていくことはできる。
でも、政治に関係なく生きていくことはできない。
そんなことを改めて、強く感じた一年でした。
自分も、そうした立場の一端にあることを改めて、強く自覚しています。
今年を多くの方にとっての良い年とできるよう、微力を尽くしていかなければならない。
改めて、そう感じています。
よい年となるよう、心から願っています。
本年も、どうぞ、よろしくお願いします。