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四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

子月水旺

2011年12月08日 17時30分48秒 | インポート
難易度Ⅰ
11月の亥月についで12月は子月。ますますの水旺です。亥が陰で子が陽です。
蔵干は亥は壬のみ。子は壬、癸が陣取っています。増干からは一見、亥のほうが強なのかと錯覚してしまいそうですが、水の強弱では子が勝ります。子月の冬至を境に季節は動き始めますが、いくらそうではあってもますますの寒の気は次の丑に至っても収まるまるものではありません。

 こういった水旺に関しては亥も子も扶抑の観点から子平は大事ですが、丙火の調候を第一にあげてもよいくらいです。また、水旺であることから、薬の戊土も一役です。以前に習った流派ですと亥には蔵干としてまず、戊、ついで甲ととりました。亥の水旺を増干でなんとかなるかと思ってしまいますが、亥の中で干どうしがどうこうなるのはおかしい!ということに気が付きます。

 水旺月、扶抑も大事ですが、調候が欲しい命としてあげますと金水傷官です。
例えば
 〇亥
 辛亥
 庚子
 〇〇 のような命です。日干弱で食傷の洩気ばかりです。よくお目にかかります。

 このような場合、何がよいのか!挙げてみます。
① 日干弱なので湿土、金かと思われる方も・・・・ですが、この命を考えるとき、日干から考えるよりは月支の旺からみるのです。
まず、戊の疎土を第一にと考え、ついで金なのです。
日干を強めることを考えると、金が強まれば、水の食傷も強くなります。子が子を産みますので・・・・


②次に調候です。ただ、このように極端に水が強いと火の関わり方が問題なのです。年運などで巳、午などをみれば、飛んで火にいる夏の虫!となって官殺はひとたまりもありません。順行運なら丙辰、丁巳、戊午とやってまいります。
丙辰は丙辛干合があって、ちょっともったいないのですが、悪くはないです。
丁巳は対峙ならぬ剋ですが、亥亥(4)対巳(3)で亥が勝って、亥(1)が残ります。日干の洩気は減ですのでいいかもしれませんが・・・やや水火戦には注意ですが。
戊午、この有り方はいいです。午の調候に戊の疎土。いいですね。

③この命のいいところですが、〇〇があるので財の在り様はわかりませんが、なければ、喜と考えてもいいと思います。「無くて喜の財」という例でもあります。また、水が天地に透ってなければひと安心とまでは言えなくてもまずまず・・・・・ですが、ここまでの水強ですから、財は埋もれて、財の忌象はあるかもしれません。

とこんなふうに扶抑より調候,薬を第一に命を見ていくとよいです。扶抑とはまた違うという例です。単純な金水命ではありますが・・・・・・!!