四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

金の部位の病

2011年12月22日 20時44分10秒 | インポート
☆難易度Ⅰ
今日は少し最新四柱推命理論から離れる部分もでるかもしれませんが、五行の金の部位の病について述べてみたいと思います。

 今週水曜日で年内の講座は終了しました。その講座中に例題で出した命ですが、庚日干で大運で火燥土に合うという内容だったのですが、火燥土と言えば、アレルギー系、喘息などもありますし、やや肥満など。また、八字全体が燥に傾きますと無水ということで女命なら、婦人科系なども・・・・という内容でした。このあたりは最新四柱推命理論ではおなじみです。

 さて、この金の作用なのですが、特に「呼吸」という観点から見てみたいと思います。その前に金の部位の病なら何かと言いますと、まず、呼吸器系、アレルギー、筋肉、骨、内臓では腸、また顔の部位ですと鼻も。となります

ここで一番に挙げています「呼吸」ですが、これは医学的には酸素を取り入れて、体内の老廃物を載せた二酸化炭素を排出するという作用です。心臓から肺動脈にのって肺まで運ばれるとそこで外界との老廃物と新鮮な酸素の交換が行われるのです。そして肺静脈にのって心臓にもどり、全身に運ばれるということです。

また一方で皮膚も呼吸をしています。ここでも外界とのやり取りがなされているのです。ですから、皮膚も呼吸器系の一環として喘息があれば、大概はアトピーなどを併発してますね。納得の理論です。

また、金の部位には「腸」がありますが、これは特に大腸をさしています。小腸とは少し作用が違うのです。金の部位の病として腸が悪いとすれば、大概は大腸の人が多いはずです。大腸は水分だけを吸収します。そして残った老廃物は直腸から肛門へと進み、体外に排出されます。ここでよくみますと大腸もまた外界と関連して必要な水分を吸収し、老廃物を選り分けて出すという作用をしています。肺や皮膚と同じく呼吸と似た作用なのです。なるほど・・・です。

 ちなみに小腸はと言いますと、ここでは消化された栄養素が吸収されて、後は大腸にお任せなのです。吸収された栄養素は血液に乗って全身に運ばれます。つまり、小腸の作用というのは心臓と似ているのです。心臓は外界から受け取った酸素を全身に送り出します。いわば、血液という体に必要不可欠のものを全身に行き渡らせるのです。ですので、小腸を火の部位にしている理論も読んだことがあります。最新四柱推命理論で述べられているのではありませんが、私の考えるところということでご容赦願いたいとは思います。つまり、火旺で火の疾患が小腸だと言ったとします。ですが、火旺で剋するのは金ですから、やっぱり、小腸が金でもおかしくはないと思うのですが・・・作用の仕方が心臓と小腸、肺と大腸とが同じとみて、分けた理論もあるということです。

 以前から、気になっていたところなので、くどい内容ですが、書いてみました。

コメント
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