☆難易度Ⅱ
丑月の土旺、戌月、未月、辰月の土は当然、差異はありますが、同様のことが起きます・・・・日干が水で印があって月支が官殺となる命に関してです。先日のコメントを頂きました咲子さんの命も少しあとで触れてみたいと思います。要は月支の官殺が印に化殺されてしまったり、少し残っても任じるには弱すぎて、日干に流れたも同然の命なのですが・・・参考にして頂ければ幸いです。
女命 辛酉
辛丑(土)
癸丑
庚申 としましょう。
この八字で月支の丑は土2、水1の力量です。日干からの通変は官殺です。この官殺に日干が対抗する責があるかどうか?つまり、任じるに足る官殺なのかということです。もし、2辛や酉がなければどうか?丑の土旺は湿ですから生金できるのですが金がなければ、そのままの2の力量で通関の印がないのなら、日干は任じなければなりません。天地には透らないのでしたら、大した強さではありませんし、事象にも喜忌ともに出にくいですが・・丑は他の土性支とは違い、水側なので水とみてもよいときがあるくらいです。反対にこの八字は土旺とはいえ、天地に透っているわけでもなく、金の印が周囲にあれば一気に生金して生水となりすべてのエネルギーが日干に流れるのです。つまり、八字は日干側のみで対抗すべきものがないという状況になってしまっています。土の官殺は任じるに足るほどの力量はなく、ほぼ無効状態とみていいのです。「依るべない」とみてもいいのです。これは他の土性支に比べると比較にならないほどです。特に戌土旺などはなかなか湿になるものではありません。
ついでこの命の調候ですが丙火はありません。午も巳もありません。用神もなく・・・位相は低い!となります。また、印多ですので病薬としても丙火は喜ですので大運で丙火が待たれます。印多についてはここでは触れませんが悪しからず・・・・・!
事象として日干が洩れないときはどうなるのかというと強い自我の発露を失い、そのエネルギーは内向するのです。ひどいときは自閉的であったり、引きこもったり・・・・神経の問題となります。また、洩らさないというのは社会性の欠如となって現れることもあります。行動がややおっとりしているとか、仕事なども組織にあっては周囲についていけないとか・・・人に合わせられないと嘆く人をみます。きついと発達障害の方もいらっしゃいます。最近、問題とされるアスペルガーなども洩らさない命に多いようです。
大運は壬寅
癸卯
甲辰
乙巳
丙午
丁未
戊申
となりますので第3運からは喜です。戊申運は申は忌ですが、戊は燥土官殺で年運によっては喜です。戊ですといくらこのような印多の命でも化殺はできません。
さて、先日の咲子さんの命ですが、H5年生まれとみて・・・わかりませんが(笑)
もしかして78歳になる老婦人でしょうか?違いますでしょ!!
癸酉
壬戌(金)
癸酉
庚申
戌月ですので金2、燥土1です。戌は水源ある壬によって湿土化していますので生金可能です。土は生金して0.5見当の力量です。戌中の辛近は現れて生水し、日干は強に。洩らす木がありませんので上記の丑月生まれの命と同じ状態です。
戌土の官殺が官殺となっていません。大運で木に洩らせるかどうかがポイントです。忌は湿土、金、水と考えてください。土旺なら少しましかもしれませんが、大なり小なり同じ傾向ですが・・・
大運は癸亥、甲子、乙丑、丙寅、丁卯、戊辰・・・です。丙寅運からが本当の意味でいいですね。第二運の甲は期待の木ですが、時干の庚と相打っています。大運ですので少々は残っています。年運での木火の運を喜と考えるとよいです。
ここで大きく取り上げて申し訳ありませんが、もしお勉強されているなら、大いに参考にしてください。
丑月の土旺、戌月、未月、辰月の土は当然、差異はありますが、同様のことが起きます・・・・日干が水で印があって月支が官殺となる命に関してです。先日のコメントを頂きました咲子さんの命も少しあとで触れてみたいと思います。要は月支の官殺が印に化殺されてしまったり、少し残っても任じるには弱すぎて、日干に流れたも同然の命なのですが・・・参考にして頂ければ幸いです。
女命 辛酉
辛丑(土)
癸丑
庚申 としましょう。
この八字で月支の丑は土2、水1の力量です。日干からの通変は官殺です。この官殺に日干が対抗する責があるかどうか?つまり、任じるに足る官殺なのかということです。もし、2辛や酉がなければどうか?丑の土旺は湿ですから生金できるのですが金がなければ、そのままの2の力量で通関の印がないのなら、日干は任じなければなりません。天地には透らないのでしたら、大した強さではありませんし、事象にも喜忌ともに出にくいですが・・丑は他の土性支とは違い、水側なので水とみてもよいときがあるくらいです。反対にこの八字は土旺とはいえ、天地に透っているわけでもなく、金の印が周囲にあれば一気に生金して生水となりすべてのエネルギーが日干に流れるのです。つまり、八字は日干側のみで対抗すべきものがないという状況になってしまっています。土の官殺は任じるに足るほどの力量はなく、ほぼ無効状態とみていいのです。「依るべない」とみてもいいのです。これは他の土性支に比べると比較にならないほどです。特に戌土旺などはなかなか湿になるものではありません。
ついでこの命の調候ですが丙火はありません。午も巳もありません。用神もなく・・・位相は低い!となります。また、印多ですので病薬としても丙火は喜ですので大運で丙火が待たれます。印多についてはここでは触れませんが悪しからず・・・・・!
事象として日干が洩れないときはどうなるのかというと強い自我の発露を失い、そのエネルギーは内向するのです。ひどいときは自閉的であったり、引きこもったり・・・・神経の問題となります。また、洩らさないというのは社会性の欠如となって現れることもあります。行動がややおっとりしているとか、仕事なども組織にあっては周囲についていけないとか・・・人に合わせられないと嘆く人をみます。きついと発達障害の方もいらっしゃいます。最近、問題とされるアスペルガーなども洩らさない命に多いようです。
大運は壬寅
癸卯
甲辰
乙巳
丙午
丁未
戊申
となりますので第3運からは喜です。戊申運は申は忌ですが、戊は燥土官殺で年運によっては喜です。戊ですといくらこのような印多の命でも化殺はできません。
さて、先日の咲子さんの命ですが、H5年生まれとみて・・・わかりませんが(笑)
もしかして78歳になる老婦人でしょうか?違いますでしょ!!
癸酉
壬戌(金)
癸酉
庚申
戌月ですので金2、燥土1です。戌は水源ある壬によって湿土化していますので生金可能です。土は生金して0.5見当の力量です。戌中の辛近は現れて生水し、日干は強に。洩らす木がありませんので上記の丑月生まれの命と同じ状態です。
戌土の官殺が官殺となっていません。大運で木に洩らせるかどうかがポイントです。忌は湿土、金、水と考えてください。土旺なら少しましかもしれませんが、大なり小なり同じ傾向ですが・・・
大運は癸亥、甲子、乙丑、丙寅、丁卯、戊辰・・・です。丙寅運からが本当の意味でいいですね。第二運の甲は期待の木ですが、時干の庚と相打っています。大運ですので少々は残っています。年運での木火の運を喜と考えるとよいです。
ここで大きく取り上げて申し訳ありませんが、もしお勉強されているなら、大いに参考にしてください。