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★フリートーク
いよいよ丑月に入りました。
いつも言ってますが、丑月は水旺、土旺のいずれも湿にして寒です。凍土です。
そして水の気は土旺でもかなり強いと言えます。
丑月生まれの八字をみるときは、一に調候、二に調候。扶抑よりも優先します。丙のひとつでは足りないと言われています。他の月なら丙の陽干が二つもあれば、うっとおしいですが、この月は二つくらいあってもよいと・・・・
仮に
壬辰
癸丑(土)
己丑
癸酉
のような八字に出会ったとします。日干己は月令を得ており、他にも辰丑があって土の根は十分に見えます。おまけに天干には財だらけ。食傷生財の富命かと思われるかもしれません。実際、金銭はあるかもしれませんが・・・命の良し悪しはと言えば、よくないと思われます。
実際はどうなのか・・・・これは今年の今月生まれにあるだけで架空命ですが、明らかに言えることは調候の丙なく、燥湿は湿の極みなのです。位相は低です。生気がないのです。湿土も丙の暖により暖の気を帯び、水の財も暖水とならなければ、喜はないのです。性情も明るいとはなりません。
上記は日干己ですので丑も根となりますが、これが戊日干でしたら、根とはいいがたいでしょう。
このようなことは他の干についても応用すれば、いいわけで・・・月支の旺から八字をみるというのも面白いです。
先月の子月でしたら、水旺ですから、それも寒冷の水です。たいして変わらないのではと・・・・思われるかもしれませんが、違います。水旺ならまず、戊土の制水が第一です。次いで調候の丙となります。
いずれの日干にせよ、旺の丑から考えていくと必ず、丙火に行きつきます。
次回は乙の丑月についてみてみましょう。
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