辛丑月・・・

教室の椅子の上で警戒しています。ママに触られるのが嫌いなんです。猫は少し冷たくあしらったほうがよかったようです。私の教育ミス。ベルちゃんはハグされるのが大嫌いです。

☆難易度Ⅰ
　丑月ばかりで飽きちゃいましたでしょうか？前回は丙火のことでした。とにかく丙火は湿土に洩れることが大忌。このことが一番いけないということでした。これは他の干でも言えると言えば同じことかもしれませんが・・・・とにかく身弱の八字の大忌は食傷に洩れること。事象も食傷の部位を一番に考えますから・・・しかし、このあたりは干の特性を重視しての「晦火晦光」でした。

　本日は辛の丑月生まれです。これは「金寒水冷」です。「金水傷官火を見るが宜しい！」ですね。日干の強弱による扶抑よりも調候の丙が第一と言う・・・・

　八字に丙火あるいは午、巳などがあれば、特に丑月水旺は辛金は暖金となって生水するのです。その食傷の水も暖水ですから、木の財もよく生木するということです。これ、滴天髄では「滋木培木」と言われています。調候があるということは八字の位相がグンと上がります。事象が違ってくるわけです。

　また丑月土旺であれば、湿土の生金が十分に望めるわけです。そして丙があれば、上記のように暖金となって生水、生木となるわけです。仮に土多であれば、甲の疏土も良いとは言えます。いずれにせよ、丙丁そろっていても官殺の意などは薄く、調候として不可欠で丙の二つくらいはないと無理ということでしょう。

　話は前後しますが、丑月水旺に壬は適しません。忌のほうが多いのではないでしょうか！！丙があれば、それも位置が問題でしょう。ややこしくなりますね・・・この話は！！

　今月の明後日・・・
壬辰
癸丑（土）
辛卯
丙申　
　これは水の食傷強。剋洩交加となっていて良いとは言えません。時干の丙では・・・位置が悪いです。壬と相打ちのほうがましかな？う～ん、どちらとも言えませんね。

H2年なら・・・こんなのが
庚午
己丑（水）
辛巳
丙申
　このくらいでしたら、調候は十分じゃないでしょうか！！日干の強弱はともかく、己土印の生、申に根。丙は官殺ですが、死令です。巳に根と言えども、巳は晦火して弱です。恐れるには足りません。己土も庚に向きそうでも辛は根があるので同等に生身してくるでしょう。ともあれ、生気あって活力を感じます。