陽明曾師範の望月氏の新春の作品です。華やかなバラが和洋のコントラストで可愛らしくアレンジされています。
★難易度Ⅰ
本日、小寒に入りました。寒の入りらしく天気予報は雪だるまマークが多くなりました。それでもこちら四国は昼間、小春日和の温かさです。
さて、丑月に入ったわけですが、先日も丑の陽気について述べました。そして戸外を歩きましたら、案の定、スイセンは花芽が出始めています。我が家のしだれ梅も心なしか蕾が膨らんでいるようです。
本日は丑月水旺の壬水について述べてみましょう。本日命なら丙子日ですので火の晦火を話になるのですが、・・・・もう毎年、丑月には書いているようですのでやめます。
丑月は水旺、土旺とも水気が強い・・・これは正しいことです。水旺には水は旺令ですが、土旺には死令となります。しかしながら、この丑月は旺令と死令の差はないとみるのが正しいのです。窮通宝鑑をお読みになれば、書かれています。
土は水か火に寄せて八字をみるというのが普通です。壬水の丑月ならどうかといえば、旺令の壬水ということにはなりますが、亥子月のような強さはありません。戊土の制は不要です。土旺でも壬水は蓄水ということからも死令とはいえ弱ではありません。極端に水が弱化することはないのです。もちろん丑中己土の制はありません。壬日干であれば、八字内で他にも亥子の根があれば万全と言えます。丑水旺だけでは禄刃格に殺はなりたちません。無理です。
こんな形なら・・・
癸巳
乙丑(水)
壬午
辛亥
これなら禄刃格に殺として戊官殺を用と取れる可能性があります。戊に根がある必要があるのですが・・・・弱の戊でしたら、湿土化して辛に化殺生身されることもあります。辛も弱いですが・・・酉などと一緒にくれば、官殺が弁証法的発展をみることができません。
いっぽう、癸日干であれば、壬日干のときのように亥子の根は必要ではありません。癸水と丑は有情なのです。土旺であっても癸水は死令とみて極弱扱いは間違いです。金などあれば、湿土生金から生日干となり日干は強まります。
このようなことは壬にしろ、癸にしろ、日干として扶抑的に強いかどうかの話です。いつかも述べましたが、丑月は扶抑よりも丙火の調候が第一です。一に丙、二に丙なのです。八字全体を暖にして水が温めば、生成発展の理は見え始めます。まず、甲乙の木を滋木するには暖水の癸は最高です。そのためにも丙なのです。また水日干が金の生水を望むにつけても丙火あって暖金となれば、その生水もまたさらに喜なのです。
丑月は丙頼みですね。丑月の壬癸について触れてみました。
★難易度Ⅰ
本日、小寒に入りました。寒の入りらしく天気予報は雪だるまマークが多くなりました。それでもこちら四国は昼間、小春日和の温かさです。
さて、丑月に入ったわけですが、先日も丑の陽気について述べました。そして戸外を歩きましたら、案の定、スイセンは花芽が出始めています。我が家のしだれ梅も心なしか蕾が膨らんでいるようです。
本日は丑月水旺の壬水について述べてみましょう。本日命なら丙子日ですので火の晦火を話になるのですが、・・・・もう毎年、丑月には書いているようですのでやめます。
丑月は水旺、土旺とも水気が強い・・・これは正しいことです。水旺には水は旺令ですが、土旺には死令となります。しかしながら、この丑月は旺令と死令の差はないとみるのが正しいのです。窮通宝鑑をお読みになれば、書かれています。
土は水か火に寄せて八字をみるというのが普通です。壬水の丑月ならどうかといえば、旺令の壬水ということにはなりますが、亥子月のような強さはありません。戊土の制は不要です。土旺でも壬水は蓄水ということからも死令とはいえ弱ではありません。極端に水が弱化することはないのです。もちろん丑中己土の制はありません。壬日干であれば、八字内で他にも亥子の根があれば万全と言えます。丑水旺だけでは禄刃格に殺はなりたちません。無理です。
こんな形なら・・・
癸巳
乙丑(水)
壬午
辛亥
これなら禄刃格に殺として戊官殺を用と取れる可能性があります。戊に根がある必要があるのですが・・・・弱の戊でしたら、湿土化して辛に化殺生身されることもあります。辛も弱いですが・・・酉などと一緒にくれば、官殺が弁証法的発展をみることができません。
いっぽう、癸日干であれば、壬日干のときのように亥子の根は必要ではありません。癸水と丑は有情なのです。土旺であっても癸水は死令とみて極弱扱いは間違いです。金などあれば、湿土生金から生日干となり日干は強まります。
このようなことは壬にしろ、癸にしろ、日干として扶抑的に強いかどうかの話です。いつかも述べましたが、丑月は扶抑よりも丙火の調候が第一です。一に丙、二に丙なのです。八字全体を暖にして水が温めば、生成発展の理は見え始めます。まず、甲乙の木を滋木するには暖水の癸は最高です。そのためにも丙なのです。また水日干が金の生水を望むにつけても丙火あって暖金となれば、その生水もまたさらに喜なのです。
丑月は丙頼みですね。丑月の壬癸について触れてみました。