9月6日（２）詩歌

★フリートーク

本日ブログ投稿は二つ目です（笑）。詩もあるので・・・

　羽根あらば　瀬戸の海など越えゆかむ　白峯御陵に　秋陽揺らぎて　詩子


崇徳上皇さん、古人（いにしえびと）です。ここ讃岐に流されてしまい、京に戻りたいとどんなに思ったことでしょう・・・こんな内海（うちうみ）を越えることくらいちょっと考えてみたら、何のことはないのでは・・・などとつい、思ってしまいますが、どれだけそのハードルが高かったことかと思いのほか、感じてしまった詩子です。瀬戸の青い島々が重なりあって、遥か彼方で空に解けてしまう・・・身動きできない人はそんな遠くをいつも見ているのでしょうね！！

　上皇さんの詠歌です。

　思ひやれ　都はるかに　おきつ波　立ちへだてたる　こころぼそきを

　都への思いを詠ったものですが、ここには恨みは感じられません。帰る居場所などないことはわかるのですが、こんな島に閉ざされては、寄せる波さえも立ちはだかって余計に身の上を憂えることになるのでしょう。お気の毒です。海原の波さえも自分を跳ね返す・・・そんな感覚でしょうか！！

9月6日（１）ハプニング

★フリートーク
一昨日の夜の8時頃のことです。ハプニングでした。
夫が急に右の背中下部が痛いと言い出しまして、脂汗が出る・・・というのです。
ちょっとネットで調べてくれ！！と言うので、え～～、めんどくさいなと思いながら、「右背中下部、激痛」と入れますと、腎、胆、膵のいずれかのような記述が見つかりました。それで、私が「結石かなあ、え～～、もしかして、すい臓でも悪いのお？う～～～ん、胆石？パパ、甲が強いからねえ～～！！」と独り言のように言っていますと、「どうでもいいから、早く、救急車を呼べ！！」と言い出したのです。ホントに痛いようなので、今度は慌てて、119番でした。

まあ、けたたましくサイレンを鳴らしながら、来ますので、ご近所の皆さまは慌てて出てまいりますし、・・・・ひゃ～～っと思いながら、私も逃げるように乗り込みました。早く出発してよお～と思うのですが、なかなかです。義父はお風呂に入っている最中でしたので、お風呂のドアの外から、救急車でちょっと出かけてくるね～～！！と言いますと、「ほ～い！」といつものようにお返事してくれたのですが、後から大慌てで出てきまして、「どしたんじゃ、誰じゃ！！」と言うので、「パパ！！背中が痛いんだって！！ハルくん、お願いね！！」と言って私がいなくなったものですから、ウロにキョロが付きまして、ご近所のみなさまには「肩が痛いそうですわ！！おかしいですな！！」くらいなお返事をしたようです。後で夫が言ったのですが、「肩が痛くて、救急車なんぞ、呼ぶか！！」と・・・まあ、ご老体ですから、いいではないの！！ということでした。

　結果、腎結石が尿管に入ったところで激痛が来たようです。でも、救急病院で問診を受けているうちに痛みが和らいできたらしいのです。血液検査、尿検査、異常なし。潜血もなく、CRPもゼロ、尿管結石にしてはおかしい！！ということで、今度はCTを！！するとなんとすでに結石は膀胱に降りているのです。膀胱の映像の中に白い点のような結石が映っておりました。そのうちに排尿の際に出ますよということでした。ほんの1時間ばかりの間に尿管を通り抜けたようでした。
　そしたら、夫はもう、帰るぞ、帰るぞ！と言い出しまして・・・ドクターは「できたら、点滴だけでも受けておいたほうがいいですよ。水分を取る必要があるのですが、飲むよりは点滴のほうが有効ですし・・・」と。それでも「いや、帰って飲みますけん、これ、抜いてください！！」の一点張りでした。「じゃあ、そうしますかあ～～、でもアルコールじゃない飲み物でお願いしますよ！！」でした。
　タクシーで帰って、夫はすぐにトイレに行きましたら、「おい、石が出てきたぞ！！」と言ってみせてくれました。なんと、ブドウの種くらいしかないのですね。こんなもので痛くなるんだと・・・唖然と・・・

　それにしても勝負の早い尿管結石でした。尿管に入って体外に出るまで2時間くらいじゃなかったでしょうか！！夫らしい勝負の早い結末でした。
夫はそれからビールを飲んでおりました（笑）。勝手にしろ・・・ですわ！！