夢見心地です。気持ちよさそう~
★フリートーク
NHKの朝の連ドラ、「花子とアン」、毎朝、楽しみにみております。もう終わりますね。「赤毛のアン」は女性なら少女時代にどなたも読みふけったのではないでしょうか?私もその一人です。空想好きな少女が美しいプリンスエドワード島の自然とともに描かれていて、その心に触れたくて、何度も読みたくなるものでした。
そんな思いを持った経験が今回の連ドラをみるモチベーションになった人って多いのではないかと思います。翻訳家の村岡花子さんも自分と主人公のアン・シャーリーを重ねておられました。「想像の翼を広げて・・・」と何度も言っておられますので、全くアン・シャーリーと同じですね。同様のことが多かれ少なかれ、私たち読者であり、視聴者は経験できるところも魅力かと思います。この年になって思い出させてもらえる夢のある少女時代ですね。
「赤毛のアン」「Ann Of Green Gables」ですが、これは児童文学扱いですが、そうではないはずです。もっと幅広い読者層があるはず・・・
私が今、英語で読んでいるのが、児童文学の「シャーロットのおくりもの」「Sharlotte’s Web」です。これはE・B WHITEが書いたアメリカの児童文学です。あちらではかなり有名な読み物らしいです。アメリカの古き良き時代のカントリーライフです。農場を舞台に自然の描写がとても詩的に描かれていて、物語に引き込まれます。動物と語り合うことのできる少女ファーンが子豚を育てるのですが、その子豚ウィルバーは農場での生活をとても幸せに感じて、いつまでもと願うのです。ところがある日、自分はそのうちに殺されてハムやベーコンになることを知ります。悲嘆にくれる子豚のウィルバーを憐れに思った女郎蜘蛛のシャーロットに助けられるのです。クモのシャーロットは豚でもただの豚ではないという付加価値をつけてくれるのです。写真のようにクモの巣に「素晴らしい」とか「秀でている」とか文字を編む込むんですね。そうすると村の人たちの注目を浴びて、そのうち にカントリーフェスティバルに出場して賞をもらうことになるのです。そうすると殺されることはなくなっていきます。農場の動物たちの駆け引きも面白いですが、何といっても美しい中に素朴な古き良き時代を彷彿とさせていて、引き込まれます。
日本でも私たちの世代が懐かしいのは昭和30年代です。「となりのトトロ」を観るとき、私たちの世代は子供時代の田園風景を映像の中にみることができます。ノスタルジーがあるんです。それと同じだろうと思います。
最近、我が家の庭に出没している大きなクモさんたちは皆、シャーロットです。
「おはよう、シャーロット!!」と呼びかけて、一人で笑っています。アホかいなと思ってしまいますが・・・