四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

耳のトラブル・・・中医より

2014年09月10日 20時30分03秒 | 中医・漢方

これ、月下美人のつぼみです。陽明会のH女史より頂戴した苗木です。気候が違うのかなかなか花芽が付かなかったのですが、今年は何が幸いしたのか、良い環境ができたようです。開花が楽しみです。

★中医
 命理の看法の基本は「富貴貴賤夭寿」、これ、滴天髄に書かれてますね。富貴は食傷生財の如何を、貴賤は官殺との対抗如何を、夭寿は寿命です。陽先生がおっしゃっていましたが、現代命理では富貴も貴賤も昔のように極端ではないから、上下に開きはないものになっていると。身弱で官殺強なら、環境が悪ければ、救いもあるものが現代ではそんなに悪くもないので、他の事象となっていることが多い。つまり事故、病源などの事象となることもあるということです。身弱財多もしかりです。食うに事欠くほど貧しい環境はそんなにはないのが現代です。金銭の忌象や父縁の不利や不適切などは主な事象ですが、現代命理では適用の仕方が違ってくるというものです。
 
 現代社会で最も多く語られる病源の一つにストレス性~があると思います。「ストレス社会」という表現がふつうに使われています。仮に耳が悪いだけでも難聴、耳鳴り、めまい、閉塞感など症状はさまざまですが、原因になるものはこれまたさまざまです。

 特にストレス性という観点から、そして中医的観点から見て看ますと・・・
ストレスの多い人は第一に肝の不調に要注意と言えます。これは五行では木の部位ですね。肝機能が低下しますと体内の気の流れが滞ってしまいます。すると人は感情的にはイライラとしたり、怒りっぽくなったりします。肝臓が悪いと怒りっぽくなるようですよ。肝に熱が籠るんですね。そうすると耳にも影響することがあります。典型的なのが耳鳴りです。キ~ンとした金属的なものだそうです。

 ところが耳に関する病は五行では水です。普通に老化による耳鳴りなどは原因は「腎虚」です。生命は腎にあるのですが、その腎が弱ってくるんですね。中医では「腎は耳に通じる」などと言われます。お年寄りが耳が聞こえなくなるのは当たり前ということです。

 それでも現代社会での耳のトラブルは腎虚以外に多くのストレス性があるということです。五行も水だけでも計れないということですし、水木の関連性を水木の流だけでなく、水木の強弱の絡みや他の五行との生剋制化をきちんとはかるべきだと思うようになりました。
 もちろん大昔だって、ストレスはあったとは思いますが、比較しての話ですし、豊かな時代ほど複雑で多様だと思ってかからないと解明などできないなと思います。私などお手上げだと思ってしまいます。
 ますます命理のトンネルの出口が遠ざかってます(苦笑)。
 
 

コメント
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