四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

丙日干子月水旺うまれ

2015年12月16日 22時40分19秒 | 命理

☆コウノトリさんです。最近、兵庫県コウノトリ公園から8羽が飛来しており、そのうち5羽が近所の池にいるのです。たまにこんなふうに我が家の前の電柱に停まります。彼らが揃って目の前を飛ぶとヒューヒューと羽音がして壮観です。

☆命理
本日命です。
乙未
戊子
丙寅
己亥  で行きましょう。

 丙日干は子月水旺の生まれです。日干丙は死令ですので弱です。八字の丙は寅に坐し、旺水を納めて生丙火となります。いわゆる化殺で忌の官殺の勢いを削ぎ、日干を剋すところをわずかに寅によって剋の作用を削ぎ、相生の方向に流れて、日干側にエネルギーが巡ることです。寅はそういった喜の作用をするのですが、水を納めることは寅に湿の気が入り、湿木となりますから、生火の作用はやや削がれます。ですが、喜の作用のほうが大きいと看ます。
 また気になる点は丙日干の両サイドには戊と己の食傷が近貼していることです。己土は悲しいかな、亥水あって湿の気は大きく、せっかく寅の生火を受けても己土に晦火です。月干の戊はどうか・・・戊は基本は燥土ですので子月水旺に戊は制水して病薬となります。ところが丙日干から見ると燥土で問題なかった土が子水によって湿の気を帯びますのでここでも日干は晦火することになります。戊は一長一短あり・・ということになります。ま、忌とみたほうが正解かと思いますが・・・他の日干でしたら、忌とはなりませんね。火日干だからいけないのです。これが干の特性です。
 年干支の乙未ですが、乙は日干には無情で生火はできません。ましてや陰干ですから剋の意はなく、戊を剋することもできませんし、湿木の乙はちからなしですから未を制するのも難しいかと思われます。未はどうか・・・これは燥土で旺水を納めます。喜です。日干には遠隔で無情ですから、晦火もないですね。ここまでみると月支の旺水はかなり納まっていることがわかります。そこは良いのですが・・・
 こうやって看ますと八字の丙日干は根なく寅の生火に頼るのみとなります。
格は普通格で官殺格。天干に壬癸水が透らないのが良かったですが・・
用神は「やむなくの寅」
喜神は木火
忌神は土金水・・・この場合、燥土と湿土に分ける必要はありません。燥土も湿土化してしまいます。燥土を閑神とされてもいいですが、納水という点だけで、丙火日干という観点からは忌となります。
調候は丙・・・不及 
となります。

 女命でしたら、第二運から木旺運に入ります。
己丑 庚寅 辛卯 壬辰 癸巳 甲午・・・と巡りますが、本命が本当に欲しいのは寅でしょうか?
もう一度、八字を書いてみます。
 乙未
 戊子
 丙寅
 己亥 です。
この原局が最も嫌うのは両サイドの戊己です。地支の未なども座下にあれば問題ですが、地支であれば寅卯の大運は効き目もあるでしょう。天干の土を制するには寅卯ではなくて、甲木の疏土です。甲の生火も望めますのでこちらのほうが欲しいのです。もちろん、巳午の根も欲しいですが、忌の病薬は甲木なのです。
 本日、前半は易しい解明かと思います。後半の甲木の病薬の話は少し、初級には難しいかもしれませんね。
コメント
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