★台湾の万年暦です。台湾の生徒さんが国に帰ったときに買って来て下さいました。これで民国○○年生まれという八字は出しやすくなります。まあ、めったにないですが・・・(笑)。で、今日は彼女とこれを使ってみました。節入りなどは旧暦で書かれていてややこしいですが、生年は換算しなくていいので早いです。
★中医
こんばんは!!また嫌なニュースが飛び込んできましたね。ベルギーで同時テロです。海外へは行かぬ!とここのところは決め込んでいたのに5月にはちょっと行ってこようと手配中なのにおっとどっこい・・・どうしましょう(涙)。
まあ、私の英語仲間というのは皆さま、畏れずに出かけてらっしゃいます。先日は仲間が年齢を省みず、モロッコで月の砂漠を楽しんできたという方もいらっしゃいました。疲れて熱が出るやら、ヘルペスになるや・・・と言うお話を聞きました。でもテロはなかったので良かったですね。
前置きはさておきまして、この冬はインフルなど我が家には縁がなかったです。まだ流行中ではあるのでわかりませんが・・・私たち夫婦に関してはこの冬は元気でした。やはり昨冬は二人とも術後ということで免疫機能は衰えていたのだと実感します。
体調の良し悪しというのは五行のバランス、つまり臓器も五行ですから、それらがバランスよく「相互作用」していると良いのですね。特に免疫というのは五行では「金」、つまり腸が元気であれば・・・という感覚です。ですが、金だけが良くてもだめなものです。命理では5つのエネルギーの生剋制化をよく語りますが、これら5つのエネルギーの相互作用は臓器の間でもあるものです。
木の肝、火の心、土の脾胃、金の肺、水の腎 これらのいずれかが凹むと身体全体に影響を及ぼすものです。つまり五行の生剋制化の関係と同じですから、木の作用、つまり血の貯蔵、配分を狂わせますと、火の心血は栄養不足で体力消耗し、精神の不調までもたらすことがあります。木生火の不備ですね。
また身体には「衛気」という気が充実していると体力、精神力ともにみなぎるものがあります。ですが、こういった衛気を身体中に運ぶのは肺の作用です。衛気が十分でないと外敵であるウィルスに弱く侵入経路である皮膚など、喉の粘膜、は弱まります。肺は乾燥に弱いのです。
次に「衛気」をみなぎらせるには何が大事か・・・当然ながら、食物から取る栄養素です。中医では「水穀」というふうに言われるのですが、土の脾胃が弱ると消化吸収が不十分ですから、大事な衛気を養うための栄養がとらないのです。脾胃が弱るとノロウイルスなど感染性の胃炎は待ってましたということになるのでしょう!!
ここまで衛気は肺の金の作用で運ばれますし、衛気の元を養うのは脾胃の消化活動です。無視できない関係ですね。土生金です。また金は腸でもありますから免疫力アップの腸を元気にするにも土の脾胃が元気でないとダメですね。
そしてなんといっても生命は腎にあり!と言われるように腎は「精気」を養う部位です。精力の「精」と思っていただければ理解しやすいですね。腎の衰えは「老化」にもつながりますので、加齢だけでなく病人や高齢者、子供は体力、精神力ともに劣るものですから、注意が要るということです。
腎は五行では水です。水は身体全体を巡る体液全般でもあるので血流ともにリンパの流れなど滞ることはさらに忌が増すことも理解できます。
こういった五行のバランスの中でも特に「命理は極めれば水火!」と言われるのと同様に水の腎と火の心の関係はとても大事であり、体調の中枢となるのではないでしょうか!!簡単に言えば、心臓が悪い人は腎も衰えてきますし、腎臓が悪い人は心臓にも影響が出るはず・・・と言う発想です。詳しくは講座などでご紹介していますが、中医的観点というのはまさに五行の生剋制化の世界であることはおもしろいですね。単純に「五行の相互作用(バランス)」と申しますが、複雑に絡み合っているとは思います。私などの浅学では追いつきません(苦笑)。
★新春用に植えた寄せ植えを春らしく変身させています。スイセンをビオラに植え替えただけ(笑)。