★高山航空公園にて
★命理
こんばんは!!
本日は午後からペアーレ生徒さんのお母様の鑑定でした。お二人でお越しになりました。お嬢様のほうはお勉強になるかということで・・・(笑)。しかしまあ、こんなに忌神運続きの大運を提示するのもお気の毒でしたので、「申し訳ありませんねえ、良いと書けなくて・・・」そうしますとお母様とお二人が「いやいや、全くその通りなのでおかまいなく・・・(笑)」という会話から始まりました。
お母様の人生を時間をかけてじっくりとお聞きしたのですが、お嬢様も初耳?という情報も本当に正直にお話し下さいました。こんな正直な方は今までになかったのではないかと思うくらい聞き入りました。もちろん今後のアドバイスもしっかりとさせていただきました。同じような苦労や苦しみを繰り返さないためにも「知って行動すること」をお伝えしました。とても素直に聞いてくださいました。時間が過ぎることなど忘れてしまい、長いことお引き留めしたかとつい・・・思った次第です。お疲れ様でした~!!
さて、本日命です
丙申
辛卯
丁未
辛亥
丁日干は卯月木旺の生まれです。卯月は蔵干に甲乙を蔵しますね。乙が本気であり、26日はすでに乙分野深いです。日干丁火は未に微根がありますが、未中丁火は亥水にあたり滅火です。そして未中己土は湿土化して日干を晦火し、湿土生金で辛金を強めます。ただ、未中己土は死令ですので弱いのも救いですし、卯木にも任じなくてはなりませんからそれほど畏れるものではないことがわかります。日干丁火は卯木の生火に頼るのみです。天干には2辛金の財が日干に近貼し、財への意識は否応なく強まります。月干の辛金は丙と合で陰陽の剋ですからやや弱化は喜と見なします。また時干の辛金は亥水に洩らしますので財は弱化しても地支の亥水官殺には任じなくてはなりません。この亥水、作用としては喜はなく燥土の未を湿土化しますので忌の官殺となります。また年支の申金は月干の辛あって天地に透り、丙火と剋です。年月地支は申卯と印と財が剋しあう関係です。卯は弱化。卯は旺令ですが、申と未に力を遣いますので弱化した形で日干丁火を生火するかという判断です。卯木は寅木に比べれば生火力はかなり劣るかとみます。卯月は調候不要ですし、卯木ですから生火は可能です。ですがもう少しすんなりと生火させるには丙火の幇が必須です。丁火は陰の火で弱ですから、木が過ぎても木多火熄になりますのでバランスがとても重要な箇所です。
よって日干弱となります。
用神:卯中甲木
喜神:木火
忌神:湿土金水
閑神:燥土
調候:不要
八字より推せる六親は印の母良し。財の父には任じ難く忌。水官殺は忌。
大運によって水官殺は天干であたるか、それとも地支なのか、作用は違ってくるかと思われます。
大運をとってみましょう。男命としてみます
壬辰 癸巳 甲午 乙未 丙申 丁酉 戊戌 己亥 庚子・・・となります。
第一運の壬辰の壬ですが、これは卯木に化殺は天干ですので少なく丁火日干と合の意が強く水剋火です。丁火日干は壬官殺に任じなくてはなりません。第一運ですので躾けなど厳しいのかもしれません。2辛金は水官殺を押します。任財できない丁火日干ですので財が官殺を押すことは父親の厳しい躾けとみるか、あるいは財の環境悪く父親の経済力の無さがさらに環境を悪くするとみてもいいでしょう。生まれ落ちた環境次第ですね。
地支に水が巡るのは晩年の己亥、庚子です。
地支の水は日干は任じなくてはならないのです、八字は旺令の卯月生まれですので亥水、子水は卯木への化殺はおおいに望めます。ですが、さて、卯木の生火力はどうでしょうか?卯そのものが寅よりは湿ですからかなりの湿木になって膨らんでますね。事象は全く違うでしょう。おまけに晩年ですので体調に出ることのほうが多いかと思います。火の血脈には要注意となります。
本日は天干と地支の作用の違いを見て頂きました。