☆命理
では続いて丁火です。前回の丙火と比較してみましょう!!
滴天髄では次のように書かれています。
「丁火柔中 内性昭融 抱乙而孝 合壬而忠 旺而不烈 衰而不窮 如有嫡母 可秋可冬」
訳します!
丁火は柔にして中庸です。内なる性は昭らかで融(ゆる)やかです。乙を抱きて孝となり、壬と合して忠となります。旺じていても烈しさはなく、衰えていても窮(きわ)まらず、もし嫡母があれば秋可し冬可しです。
解釈しますと・・・
丁火は陰の火ですので烈しくなく柔らかな火です。外面は柔らかですが内面は緩やかに燃えていて文明の火を秘めています。乙に合えば丁火は金を煅金して剋の意を薄れさせる孝の作用をし、壬と合すれば丁壬は化木して生火するという忠義です。火旺にあって丙火と逢ってもその性は烈しくはなりません。衰えても丁火は陰干ゆえに窮することはないのです。仮にも嫡母の甲木があれば丁火は秋冬の退気の時はもちろん年中安泰です。
さらに解説をいれますと・・・このような意味あいですが、ところどころ頂けない記述はあります。現代命理に合わせると古書は間違いもありますがとても深いところで干の特徴を教えてくれるものです。丁火にしても乙に合えば丙火のように乙を温めかえるような作用はないでしょうし、丁火は調候の代用にもならないでしょう。本当は丙火がほしいところに丁火しかない八字でやむおえず丁火を代用し「用」としたりするのをみますが月とスッポンくらいの違いがあります。また壬と丁の合で化木などはあり得ず妄論としてとうに片づけてしまった感がありここで取り上げる理論でもないでしょうか!
最も大事な点は「甲丁不離」で、丁火は嫡母の甲木があればどんなに寒い冬でも旺水を納めて生火につながります。金気の強い秋でも甲木は護ってくれる守護神です。甲があるだけで丁火は救いとなる八字は多く見かけます。これこそ真神ですから・・・もちろん甲と丁火の力関係はバランスがとても大事であることは言うまでもありません。水気の多い甲では生火しにくく、また丁火があまりにも弱いと燃えるに至らないこともあるということで想像すると良いでしょう。また月令のある丁火も丙火が近貼すればこれは丙火奪丁で丁火の良いところである文化的要素は奪われることでしょう!
本日は丁火についてでした。
では続いて丁火です。前回の丙火と比較してみましょう!!
滴天髄では次のように書かれています。
「丁火柔中 内性昭融 抱乙而孝 合壬而忠 旺而不烈 衰而不窮 如有嫡母 可秋可冬」
訳します!
丁火は柔にして中庸です。内なる性は昭らかで融(ゆる)やかです。乙を抱きて孝となり、壬と合して忠となります。旺じていても烈しさはなく、衰えていても窮(きわ)まらず、もし嫡母があれば秋可し冬可しです。
解釈しますと・・・
丁火は陰の火ですので烈しくなく柔らかな火です。外面は柔らかですが内面は緩やかに燃えていて文明の火を秘めています。乙に合えば丁火は金を煅金して剋の意を薄れさせる孝の作用をし、壬と合すれば丁壬は化木して生火するという忠義です。火旺にあって丙火と逢ってもその性は烈しくはなりません。衰えても丁火は陰干ゆえに窮することはないのです。仮にも嫡母の甲木があれば丁火は秋冬の退気の時はもちろん年中安泰です。
さらに解説をいれますと・・・このような意味あいですが、ところどころ頂けない記述はあります。現代命理に合わせると古書は間違いもありますがとても深いところで干の特徴を教えてくれるものです。丁火にしても乙に合えば丙火のように乙を温めかえるような作用はないでしょうし、丁火は調候の代用にもならないでしょう。本当は丙火がほしいところに丁火しかない八字でやむおえず丁火を代用し「用」としたりするのをみますが月とスッポンくらいの違いがあります。また壬と丁の合で化木などはあり得ず妄論としてとうに片づけてしまった感がありここで取り上げる理論でもないでしょうか!
最も大事な点は「甲丁不離」で、丁火は嫡母の甲木があればどんなに寒い冬でも旺水を納めて生火につながります。金気の強い秋でも甲木は護ってくれる守護神です。甲があるだけで丁火は救いとなる八字は多く見かけます。これこそ真神ですから・・・もちろん甲と丁火の力関係はバランスがとても大事であることは言うまでもありません。水気の多い甲では生火しにくく、また丁火があまりにも弱いと燃えるに至らないこともあるということで想像すると良いでしょう。また月令のある丁火も丙火が近貼すればこれは丙火奪丁で丁火の良いところである文化的要素は奪われることでしょう!
本日は丁火についてでした。