四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

乙日干申月金旺生まれ!

2018年12月08日 22時12分35秒 | 命理
☆命理
本日はお問合せ頂いている八字について八字解命を中心に推命をやんわりとしてみます。
女命 1961年8月10日 丑刻
 辛丑
 丙申
 乙亥
 丁丑

 日干乙木は申月金旺の正官格です。申月金旺は木は死令で弱です。この月の取用は癸水の慈木、そして寅卯の根とします。そして干の特性からは丙火あって反生の効、つまり乙木は湿木なので丙火にあたることで暖で燥の気を受けると質的にアップします。同時に申月は庚金が天干に透り金の剋を受けるのは最忌ですが乙木に丙火が近貼することはいつも丙火の食傷が制殺できる構えなので日干乙は救いがあるのです。
 この視点から八字を看ますと日干乙木に寅卯の根はないですが、時支丑中癸水の慈木は望めます。また日支亥水は蔵干が壬水なので慈木とはなりませんが、月支申を化殺はしています。また月干に弱いですが丙火があって極弱の日干乙木は何とか燥湿を護り、日干が立っていられる状態です。
 まずお問合せでは格局のご質問でした。比劫の寅卯はないですが、座下に亥と時支に丑があって水の印の生助があります。したがって身弱の普通格で正官格と判断致します。
蔵干は以下のとおりに2干です。亥中に戊は見ませんし、丑に辛もありません。
 辛 丑(己)
 丙 申(庚)
 乙 亥(壬)
 丁 丑(己)
よって
 用神:丙 or丑中癸
 喜神:水木
 忌神:土金
 閑神:火
 調候:不要
と取ります。
 八字を支えるのは丑中の癸水ですが、同時に支えているのは丙火のです。丙は弱いのでもう少し強いほうが良いと感じますが、これはさじ加減ですので、逆に火が強すぎると日干乙は洩身して弱化するという忌もあり、火は閑神です。喜忌あるということです。
 八字より配偶縁を看てみます。官殺は金。配偶者の定位は日支の亥です。八字で官殺は忌です。日支の亥水も癸水のような慈木の良い関係ではないですので喜とは言い難く、忌のほうが多いでしょうか!!いずれも日干が強くあれば問題とはなりませんので木旺運の寅卯が巡ることが待たれます。
 さて大運ですが・・・
第一運から丁酉 戊戌 己亥 庚子 辛丑 壬寅 癸卯 甲辰・・・となります。第6運には壬寅運、続いて癸卯運です。大運干支と地支が冲剋となりますが、欲しい日干の根の運です。地支には丑や亥の水があるので申と寅が冲となってもわずかに金木剋戦を水が緩衝材となるでしょう。悪くない運気が巡ってまいります。晩年に期待ということです。さらなる官殺の出会いなど期待できるかと思います。良いお付き合いができますよういろんな意味で自分を高めておくのが良いかと思います。
 苦口を言いますと・・・申し訳ないですが、今までがちょっと厳しい運気であっただけに今までの事象をすべて背負って次の運に入るものです。じっとしていて喜が訪れることはなく、やはり自己研鑽とたゆまない努力があって初めて喜神運に花開くというものです。わずかな期待でしたら無事に平穏に過ごせるというのが正しいところかと思います。
 末永く健康にというのを私などが願うところです。良い晩年運が巡るのは喜ばしく少々つまづいても軽いものかと思います。捜したいパートナーも射程距離には入ってくるかとは思います。
 以上、簡単ですが乙日干の正官格の八字でした。
コメント
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