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☆たくさんのラナンキュラスを頂戴しました。
☆命理
こんばんは!!本日はコメントでのご質問です。金水傷官を調べておられたそうで・・・使わせて頂きます。
1992年8月23日 午前11時 場所不明
壬申
戊申
辛未
癸巳 or 甲午
大運:05丁未 15丙午 25乙巳 35甲辰 45癸卯 55壬寅・・・・
八字解命 日干辛金は申月金旺に生まれた月劫格の命です。日干辛金は月支申に根があり、遠隔でも年支の申も団結の幇の力を発揮します。さらに月干の戊と日支未が日干を強めている形です。時支の巳火もまた未土を強めて化殺されて日干側に向かいます。日干が任じるのは時干の癸水とわずかに残る巳火官殺です。そして八字全体からは年干の壬水に旺金が洩れますがこれも月干の戊に剋されて弱い壬です。日干辛金は壬水とは無情で洩身とはなりません。辛金は壬水があって金白水清を最も好む干ですが洩身するとすれば弱いながらも時干の癸水へとなりますがこれでは水勢が弱すぎます。よって日干はかなり旺強と判断します。
日干強
格 月劫格
用神 壬
喜神 水木
忌神 土金
閑神 火 ☆壬を剋してはいけないのと土が強いので化殺の忌があります
調候 不要
さて、本命は絵を勉強されており昔は一生懸命に夢中であったようなことですがいくら努力してもスポットライトもあたらず努力することが虚しくなったようです。これではいけないと反省しているのですが、ちょっと違うような気もするということです。
現在の大運は丙午運が終わって乙巳運です。これだけの強い官殺でしたら時干支の癸巳であっても甲午であっても丙午や乙巳運は火が団結し、かなり強い官殺です。日干は十分に耐えられるはずですが惜しいのは庚金ではないところです。庚金であれば最も好ましい火の煅金に逢い喜なのですが辛金は耐えられるとはいえ火の剋は好みではないでしょう。地支の申金は鍛えられても蔵干が庚金ですから問題なく鍛えられますので良いでしょう。
壬癸水の食傷というのは自らが洩身、つまり努力して能力発揮するという感覚ですので絵描きさんには良い方向かと思います。辛金強であればすぐれた感性も内蔵しているでしょうし、時には想像を超えたものを発揮することもあると思います。それは壬水に洩身して神経を集中しているときに起こる状態かと想像します。反対に丙丁の官殺は対社会の評価や貢献を計るものです。スポットライトを浴びないというのは官殺の喜象が起きていないということです。ここ数年の流年は燥の気が強く戊戌年など壬水はさらに傷んでいますので創造性という観点では思うようにならなくなったのかもしれません。
それともっと八字の深部に入らせて頂きますと・・・ここ数年は土がさらが強い時期が続いたと思います。H30年は戊戌、令和1年は己亥です。戊戌年などは火旺運だとどうしても土が強くなりました。このあたりから本命の考え方に少し変化が起こったと推します。官殺の喜象を意識するあまり、取り越し苦労と言うか余計な雑念が入り始めたのです。それもクリエイティブではなくて俗世的な雑念です。マイナスの要素ですね。対価というのは努力に比例するものだとは思いません。瞬間的に光るセンスや感性に送られる報償ではないでしょうか?そういった意味での思考が邪魔をしています。辛金は基本、土多は嫌いますのでちょっと辛い時期であったと推します。少し脾の消化器系の調子が狂っているのかもしれません。まずは腸の調子を取り直して(腸活)、メンタルの立て直しにかかるのが良いかと思います。決して悪い運気ではないのです。どこかで思考回路のスイッチを入れなおすと良いなと感じます。何かあなたの感性を呼び起こすようなことをされるのが良いと思います。
また庚子年の庚におびえておられるようですが大丈夫です。庚は子水に流れて強くはありません。却って壬水を強めて良いと思います。地支は巳と水火剋戦しますが丙午運ほどではないでしょう。
と、こんな感じでいかがでしょうか?参考になさってください。詩子