四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

💜再度ご質問命です!!

2020年04月01日 20時52分54秒 | 命理

☆我が家の桜はまだこの程度!!
 YORIを連れて花見に行きたいけど、今日は雨で一日中お籠もりでした!

 しかたなくこんな花見でガマンですかね!!

☆命理
こんばんは!!今日は再度、同じ八字について追加のご質問です。同じ丁火で印の甲乙があってやはり火が欲しいと言われたが・・・と言うことです。事象も体調不良がここ数年続いているとのことです。
 S50年8月19日 時干支は寅か卯ということでしたが寅ですね!
乙卯
甲申
丁酉
壬寅
大運07乙酉 17丙戌 27丁亥 37戊子 47己丑 57庚寅・・・・

 丁火は申月金旺に生まれた偏財格の命です。年月に甲乙とあって死令の木ですが団結し天地にあるのは強くなりますから弱い丁火を生火できて甲木は大事な用神となります。地支は旺令の申酉金が団結です。年月、日時支ともに金木剋戦しますが金の財が天地に透らないのは良いことです。時干の壬官殺は、根はないですが申月の水は強いですから丁火は剋されます。寅への化殺はわずかで期待できません。
よって日干は弱。
   用神 甲
   喜神 木火
   忌神 土金水
   閑神 なし
   調候 不要
 さて、先日のブログで取り上げた2命(よく似た八字ですが・・のところです)丁卯日干と比較してどうなのか、先日の2命はいずれも春の木旺の火ですから本日提示の丁火よりはグンと強いです。そこのところをちょっと・・・ここで五行の「勢い」について少し触れておきます。五行の勢いは旺相死囚休の5段階で一年を通じて旺衰を繰り返します。火であれば春の木旺には火は相令の4からどんどん勢いがついて夏の火旺に旺令の5になります。そこからだんだん下がって秋から冬には死令の1で最弱に落ちます。そしてまた上がるというなだらかな曲線を描くのです。そうしますと本日命は申月金旺ですから金が5 水4 木1 火2 土3という勢いになります。火は弱いことが理解できると思います。ですから日干丁火は地支の申酉には任じられません。さらに天干に壬が透り大運で水旺運ということは金水の財官には到底任じられないということです。唯一頼りの甲木の印にすがるような丁火と見受けますがそれだけでは立ち行かないのが現状だと思います。

 事象はどうやっておこるのか・・・大運は傾向、事象は流年で起きると言われます。本命が最も嫌うのは前述の財官に対抗できないことだけでなく、湿土に晦火することもさらに嫌うのです。ここ数年の不調というのは・・・・大運が戊子運で天干に戊土が載っています。さらに流年も一昨年は戊戌年、昨年は己亥年とダブルで大運と土が重なります。弱い丁火は戊子運になってから徐々にパワーダウンしていたのが流年の土に逢い、さらにダウンしてメンタル的に落ちてきたと推します。もっと以前なら40才乙未年も悪かったと思いますが・・・

 中医的に言いますと火は精神活動の中枢を担いますので火が陰るということは精神力がパワーダウンとなります。五臓という肝、心、脾、肺、腎のそれぞれに生理活動があり、同時に精神活動もあります。生理活動は理解できても臓腑が様々な感情に関わると言うのはなかなか理解できないかもしれませんが、今の詩子的には研究中の課題です。それらが好調であれば問題はないのですが不調を来しますとそれぞれの臓腑の持つ情志活動に不和が起こり感情がマイナスに作用し始めます。そうしますと火日干が弱いとそれぞれの感情を統括しきれず火の忌象となって表出するのです。いわゆる血脈とか精神活動に不和が起こるのです。体調と言っても身体的に不調がおきるとすれば血脈ですから検査すれば何か異常があるのもしれません。しかしながら精神的なことであれば、血液検査をしてもわからない程度のこともあります。けだるい、やる気が起きない、胸が苦しい、動悸がする、身体が冷える・・また不眠や多夢であるなど・・・検査をしても何もないような症状となることがあります。いわゆる血不足から起こる症状です。貧血なら血液検査に出ますが中医でいう血不足はちょっと感覚的には違うでしょうか!!メンタル的にパワーダウンするとひどいと鬱もあります。
 土は脾ですから消化不良や消化吸収の不足は血不足に加担します。旺勢な壬水という腎の陽気が行き場を失い、水多で甲乙の肝胆は浮木となりますから土を疏土できない忌もあります。神経不安となりそうです。浮木ですから、メンタルだけでなく木の部位は肝胆以外に女性は甲状腺疾患も年齢的には考えますかね!!

 ここ数年の体調不良というのはメンタルだと想像しております。単純には通変の財や官殺に任じられないところに起因するのかもしれません。おそらくご自分のせいではないのでしょう!!しかしながら中医心理学的に物を申せば・・・発想の転換をして物事のとらえ方を変えないと心はいつまでも同じマイナス面しか見えないと思います。そんな精神力もないとおっしゃるかもしれませんが・・・先日の2丁火命のように丙火を補えば、効果はあるかもしれません。ですが本日命には根本的な解決にはならないと感じます。事情は全く存じませんが八字、大運と流年より言えることは・・・命理的には火を元気にする、すなわち感情の回し方を変えなくてはなりません。言うのは簡単ですがこういった方面の治療法もあると思います。中医的にはまずは脾の消化を促し胃腸を元気にしてほしいです。血不足を補っていくことが第一と考えます。それでも足りないほど現状が傷んでいるなら漢方に頼って問診を受け、正しい治療をすると良いのではないかと考えます。
コメント
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