☆次女宅に届いていたクリスマスオーナメントを写メしてきました♪
☆中医
こんばんは!!
本日は薬膳についてちょっとだけ勘違いをされている方もいらしゃるので薬膳とは何かを論じておきましょう。というか私の試験対策で書かされると思うので書く練習をさせてください(笑)。
そもそも薬膳とは何ぞや?ということでよく耳にするのは特別な薬草や食材を使っていて、和食ではなくて中国料理なんでしょう?みたいな感覚を持たれることって多いと思うのです。おまけに食材も高くてエンゲル係数が上がると思っているかもしれません。しかし事実は全く違うのです。
薬膳とは原理原則は中国の伝統医学に基づいて普段の食材選びの中で日々の体調管理や季節に合わせて養生や予防のために美味しい食事をとる食生活のことです。特別な薬草や生薬を使うわけではありません。お薬も食材も自然の産物です。お薬が中医学でいう体の経絡に入っていって効き目を発揮するのであれば、食材も同様に同じような経絡に入って同じような効き目をするものです。その効き目が同じであるというのが「薬食同源」ということなのです。
こういった中国伝統医学に基づき、薬食同源の原理を普段の食材選びに目利きをすることを養うと「未病」といって病気になる前に予防することも可能です。これを「未病先防」と言います。そしてその食材は自分が生活している土地でできたものを使うとより効果的ということでもあるのです。これがざっくりと薬膳の定義です。
食材を一つ取り上げてみましょう。夏によく使うニガウリ(ゴーヤ)ですが、これって沖縄の郷土料理のゴーヤチャンプルで有名です。同じゴーヤでも沖縄産のものは成分が違うでしょうから沖縄で住んでいる人の体調にはよく合うということです。ここ香川県に住んでいてそこまで沖縄のゴーヤは美味しいとは思わないかもしれません。沖縄に数週間くらい滞在して沖縄のを食べるとものすごく美味しいと感じると思います。
ちなみにゴーヤの性味は「苦み」で五行は火、そして「寒性」です。帰経は心、肝、大腸となり、効能は「清暑止渇」となりますからこれだけで亜熱帯の暑気の強いほてりのある身体を想像してしまいます。沖縄くらい暑い土地であれば効果的ということです。まあ、こちらもほぼ亜熱帯ですから夏には清熱効果がありそうですので夏には摂ったら良さそうなことは正解です。
また今から述べることは私、詩子が思うところですが・・・命理的にも薬膳は応用が効くと思っています。八字からみて水木が弱いと看たら水の腎、木の肝が弱いということでもあるので普段の食材に腎や肝を強める食材を選んで日々のメニューを決めると悪くなるものも少しは先に延びるかもしれないということです。私のような土多は水木が傷みがちですので補腎を基本としています。そして土は脾なのでつい食べ過ぎると胃がもたれます。脾のケアをするために常に腹八分目を心がけて健脾の食材、気が抜けてスタミナが足りないことが多いので補気の食材、陰陽では陽が足りないので補陽を心がけたいと思っています。そして土多は血流を阻害しますので冷えが付きまといます。何だか予防だらけですけどこの年でもやれることはあると思うんです(;^_^A
で、面白いのは最近の自宅講座では冬なので温まる薬膳茶を用意しているのです。そしたら冷えて寒いタイプの人は「はあ~~、美味しい、温まるわ~~♪」という何とも心地よさそうな反応なのです。ところが今日、あまり冷えないし、冬なのに朝から窓開けたらスッとすると言う人に同じお茶を出してみたんです。
そしたら「へえ~、これが薬膳茶ですか!!ふ~ん(;^_^A」みたいな反応です。それで「ねえ、ベロ出してみてよ!!」と言ってみたら、彼女の舌って赤いんです。「熱もってるんだ!」ということがわかりました。私は初心者なので何で熱を持っているのかなど判断できませんのでそれ以上は聞きませんでした。冷えのお茶など不向きだということだけわかりました(笑)。次は聞いてからお茶を用意すべきと思いました。