四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

郷愁・・・私の原風景

2011年06月26日 14時00分39秒 | インポート
さわさわと青田(あおた)を走る風さやかに懐(ゆか)しき祖母の気配を乗せて

うっとおしい梅雨の晴れ間、空は青く、折りからの風も結構しっかりと吹き、さわさわと青い早苗の上に風の波を起こします。その風波が素足を撫でてゆくとき、ふっと懐かしい思いといっしょに時間が止まります。遠い、遠い記憶がよみがえってきたりするものです。幼いとき、祖母と遊んだ時間・・・・など。
 昭和30年代、まさに「となりのトトロ」の情景と私の原風景が重なります。素朴な人たち、特にあのおばあちゃん、そして、田園風景。トトロの居そうな深い森。すべてが私の原風景にはあります。私の同年代は皆、少なからず、同じことを感じて観たと思います。そんな郷愁と青田を吹き抜ける風のハーモニーはこの時期、いつもその原風景を甦らせます。
 私は大家族の中で育ちましたので、祖母、特に祖祖母と寝食をともにしておりました。子守唄は何故だか軍歌でした。「ここはお国の何百理、離れてとおく満州の・・・」でした。昭和30年代に何故?と今さらに思うのですが、祖祖母はその当時でもまだ歌っていたのです。自分の娘が嫁いで満州にいたことがあるからかとも・・・!とにかく私は幼いころ、一緒に歌っていました。真夏になると夜は蚊帳を吊って、子守唄を聞きながら、団扇で扇いでもらいながら、寝付いたものです。懐かしいですねえ~!
 他にも祖祖母の懐かしい思い出はたくさんあるのですが、とにかく大事にされてましたね。小学校にあがったころには夏だと暑いだろうと思って、祖祖母はいつも学校から帰った私と弟に10円玉を手のひらに一個づつくれるのです。私たちはすぐさま、走って近所のお店にアイスクリームを買いに行きました。500メートルくらいはあったでしょう。私は10円のチョコパイ(チョコレートをコーティングしたバニラアイス)を買い、弟は5円の素のバニラアイスを二個買い、食べながら、帰りました。日課でしたね。私が食べ終わるころには家にほぼ帰っていたのですが、いつも弟が「ほれっ、ねえちゃん。おいしそうやろ!!」と二個目を食べ始めるのです。そのたびにあ~、チョコは諦めて、バニラを二個にすればよかった!!と後悔するのですが・・・買うときはチョコなんですね。こんな食い意地の張った思い出を鮮明に覚えているのですが、弟に聞くと「知らん!!」というのです。悔やまなかったからでしょうね。私のつまらない葛藤の記憶です。私、日干は強なんですけど第一、二運は食傷運でした。摂食のバランスが悪かったかな?とふと・・・思ったり。子供のころは結構、ぽちゃぽちゃしてましたっけ!!今日の短歌は自作です。下のほうを読むと風情なくなっちゃいました?

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