青い鳥の世界へ

人として厳しい中で生きていかなければならない中、少しでも良い世界になったら。そして、より明るく、清らかに、暖かく。

続  、敬愛無くば

2009年11月19日 | 人生設計
我々は、「民主主義」を、主義主張するものと思っている。そしてそれを、「権利」として持っていると思っている。
「誰に対してか」・・・・・・
それは、同じ人間に対してしか行っていないが、「真の民主主義」は、普遍性を持つ。

前述したように、「民主主義」において大切なことは「思いやり」ともいうべき「敬愛し合う」事である。
これは、「相手への働きかけ」と同時に、「こちらの受け止め方」でもある。即ち「能動性と受動性」を、併せ持たなければならない。

私が住んでする所は地方の町だが、町外には田野が、ちょっと先には山間が広がっている。
こうした自然環境豊かな地方でも、様子が変わってきた。
夏にはもう、蛍が見られない。
秋にも、赤とんぼ(アキアカネ)の乱舞する群れも見られないし、スズメの姿さえ少なくなった。ただカラスばかりが、異常に目立つ。

「蛍」も「赤とんぼ」も「スズメ」も、思い切り自然の中で乱舞したかっただろう。
だが我々人間の「豊かになり、楽しく、楽(快適)」になろうとすることにより、人間ばかりがコンサートやスポーツや芸能ごとやイベントなどで群れて、乱獲されるやら淘汰されて、次々と消え失せていく。
かっての花形スポーツ選手や俳優が亡くなったというので、大勢の忌門者が並び忍ぶのに控え、「蛍、赤とんぼ、スズメ」がいなくなっても、平気の平左な顔をしている。
それは、今の人間は自然に対してさえも、「敬愛」の念を持たなくなったからともいえる。

我々人間が、「敬愛の念」を持って、自然への「民主主義」の思いを掛けるのは、いつの日になることか・・・・・
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