私の正月は、ディサービスセンターに置いてある本棚の中から小説を一冊借りてきて、それを読みながら過ごすつもりだった。
寒い時だから、ペットに潜り込みながらの読書という訳だ。
しかし現実には、よく動いたりして、読書どころではなかった。
大晦日にディサービスに行ったので掃除をしていられなかったので、歩けない体なので這いまわって元旦にしていたし、そういう歩けない体で用心しいしいお湯に早めに入り、明くる2日の朝に洗濯をして干している。
そういう何やかやとしていたために本はちょっとしか読んでいないが、雑煮などの食事は進んだものだ。
障害者だから、正月だからと「寝正月」にしていると、体が訛る。
だが私などは良く動いたものだから、正月料理は美味かったね。
だからいっぱい食べた。一杯食べたとは言っても、この年になってもまだ自分の腹具合が判らず、食べたいだけ食べるというのではなく、「程を知って」、程々満腹するくらいにして頂いている。
今度の首相になった安部首相、「物価目標、景気拡大」とか何とか勇ましくぶちあげているが、物事は「程ほど」が肝要。余り度が過ぎると、その反動が大きくなって押し寄せる。
こういう自然の断りも、いい歳になって判らん事を言っている。