青い鳥の世界へ

人として厳しい中で生きていかなければならない中、少しでも良い世界になったら。そして、より明るく、清らかに、暖かく。

エープリルフール

2013年04月01日 | 短歌に政治や社会

今日のこちらの新聞には、コラム記事としてこんなのが載っていた。
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「うそをつくな」と叱られた経験は誰もが…

(2013年4月1日午前7時20分)

 「うそをつくな」と叱られた経験は誰もがあるはず。その場しのぎや悪意のうそ。相手を思ってのうそ、本人も気づかぬうそ、楽しいうそだってある。うそも方便。きっとコミュニケーション手段なのだろう▼詩人の谷川俊太郎さんは「うそ」をテーマに多くの詩を書いている。「うそとほんと」と題した詩では、この二つが「双生児」であり「化合物」だと▼それゆえ、混ざって分からなくなる。「うその中にうそを探すな/ほんとの中にうそを探せ/ほんとの中にほんとを探すな/うその中にほんとを探せ」と激しく問いかける▼「嘘(うそ)は誠の皮、誠は嘘の骨」ということわざがある。うそと真実は骨と皮の関係にあるということ。真実を包み隠しているのがうそ。うそを暴いていくと真実に突き当たるのだ▼きょう4月1日はエープリルフール。「万愚(ばんぐ)節」と呼ばれ、うそをついても構わない日だが、もともと人間はうそをつく動物らしい▼企業や電力事業者、国家同士のうそ、マスメディアの「誤報」も罪深いのかもしれない。「ウソをつけない奴(やつ)は政治家と弁護士にはなれない」と強弁する党代表もいる▼谷川さんは「信じる」という詩でこう省察する。「自分にうそがつけない私/そんな私を私は信じる/信じることに理由はいらない」。新しい年度の始まりである。胸襟秀麗。やっぱりうそのない社会でありたい。
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この「ウソ」というものは、現在はちとおかしな言葉に振り替えられている。
どういう言葉かと言うと、「先延ばし」である。また「延期」も、よく使われる。
即ち「ウソではない」という意味で、こんな言葉が使われる。
こういう言葉を使いたがるのは、困ったことに国の首相たるものや、閣僚に官僚などの政治家、それに大企業の首脳なんかもよく使う。
これで、よく子供たちに「ウソをついてはいかん」というのだから、なにおか言わん。

コメント
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