二宮金次郎、後の二宮尊徳翁は、各地の経営立て直しに尽力された。この経営立て直しの手法は、「道徳の尊重」にあった。この「道徳の尊重」はまた、「愛国心」でもある。
二宮尊徳翁は、この「道徳の尊重と愛国心」を以って経営改革しているが、そのやり方は法で縛るというやり方ではなかったようだ。
何故かというと、法で縛るやり方は上の者がやるものにすぎず、下の者への押し付けにしかならない。
これを二宮尊徳は、まず上の者から改めさせていき、その上の者の改まった態度をして下々のものも改めさせていった。
これが今の政治や政府では違う。何のかんのと法で縛ることから始めている。
教育現場への「道徳、愛国心」にしても、自分たちは「日本国憲法」を敬い尊重も愛しもせず、敬い尊重や愛するどころか、「押し付け憲法」と言って改憲しようとしている。
首相や政治家たちがこういう態度を改め、真に「敬い尊重して愛する」ことから始めていくことにこそ、良き国家となっていき、国民社会も良くなっていく。