二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

『韓非子』 ~主道篇~より

2008年01月08日 | 言葉のちから 心のちから
「君主の道とは、臣下に本心を見せないことである。君主の働きとは臣下が知り得ないところにある。いかにも知恵の暗いようで凡人から悪口されるだろう。凡人は物事の本質を見れども見えず。知れども知れない。君主自身、智があっても、それでもって思慮することなく、万人に自己の職分を自覚し働かせる。君主自身に全ての徳があってもそれを実行に移すことなく臣下の行いを静かに静観する。君主自身に勇力があっても、それを発揮せず群臣に彼らの武力を尽くさせる。そこで一己の智・徳・勇を捨てることによって衆知の総合による聡明、群臣の総力による大功が得られる」                『韓非子』主道篇より

私の師匠は皆の先頭に立ち、患者さん、鍼灸界、医療、弟子たちのことを考え、地位や名誉や金銭など関係なくやってこられました。そして修行の間まさしく上記のごとく私たちに智・徳・勇を与えるべく深慮して頂きました。私はというと、君主(師匠)の本心を見る努力をしていただろうかと考えると…師匠である黒野先生に感謝、感謝です

名古屋で師匠の話を聞き脳に刺激を受けてきた余韻がこの本を、文章を開かせたのでしょうか


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