二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

2008 星稜野球部 冬のトレーニング

2008年01月15日 | 高校野球
今年は何かと忙しく、2008年になり初めて練習を見に行きました。昨年と比較し雪は降ってはいますが積もるほどではありません。成人式から大寒にかけては、冬らしくなります。本日も朝から雪が舞う天気でした。

選手は寒い時期ではありますが、熱気ムンムンでトレーニングに励んでいました。連日の厳しいトレーニングもあり、選手たちの足は触ることすら嫌がるような筋肉痛状態でした。しかし、この時期を過ぎなければ筋肉は強くなりません。オーバーワークにならないように注意が必要ですが、甘やかしてもいけない難しい時期とも言えるかもしれません。

体の動かし方、この時期の栄養摂取の仕方、筋肉について、野球と結びつけた冬のトレーニング期の過ごし方(肉体面、精神面)など、選手個々にアドバイスさせて頂きました。監督からは「甘い!」と選手に檄が飛んでいました。まだまだ身体に対する意識、心の在り方、その辺りの意識が低いと思いました。

この冬のトレーニングを一日一日積み重ねて、春には芽が出て、夏には花が咲き、2年連続で石川県代表になれるように、志を高く持って励んでほしいと思います。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松下電器産業について

2008年01月15日 | 社会
松下電器産業、ナショナルがブランド力強化のためパナソニックに社名を統一することが報道されました。私は創業者、松下幸之助さんの物の捉え方、考え方、人間性が大好きなので、少しこのことを考えてみます。

「生成発展とは、日に新たにということ、古きものが滅び、新しきものが生まれるということである。すべてのものは絶えず動き、絶えず変わりつつある。これは自然の摂理であり、宇宙の動向である。世の中の万物は、この生成発展の原理で動かされている。したがって、われわれの経営も、この原理で支配されているのであって、わが社が従来、日に新たに進もうと念願してきたことも、この原理に即した経営理念をとってきたからである。生成発展の経営理念は、千古不滅の真理である。」

と、『松下幸之助・経営の真髄』PHP文庫に書かれています。現在の欧米主導のグローバル経済の中で、大企業も生き抜くために必要な道なのかもしれません。ただ何か大切な芯をを忘れた競争経済だけでも行き詰ってくるとも思いますが…

また、

「資本主義は競争の経済であるという。私もその根本原理を疑うのではない。しかし、その競争は、資本の力ではなく、事業そのものによる競争であるべきだ。同じ種類の商品の競争は、その質と値段によってなされるのだが、コスト安が下心のある赤字、出血サービスでなく、工夫発明によってもたらされたものだとすれば、これは広く社会にとって一つの進歩だとも言える。カゴが汽車になり、汽車が飛行機になったのと同じことで、社会に益するところ大と言わざるを得ない。
しかし、単に資本のもつ力のみに頼って事を行い、損をしてまで競争に打ち勝とうとするのは明らかに暴力的行為である。それは競争のための競争であり、何ものも社会にプラスすることのない有害な競争である。
不当な勢力分野の拡張はいたずらに過当競争をひき起こすだけで、これはまさに反社会的行動である。今日、いわゆる暴力が法律で禁止されているごとく、資本の横暴も一つの罪悪と見て、厳しく自戒すべきものである、と私は思っている」


とも、上記の著書に書かれています。

日本の会社は社員、その家族のためにあり、根本には、お客さん、ひいては社会が豊かになるために、皆汗水たらして働き、会社を大きくし経済大国に発展してきました。しかし、現在の経済は社員のためではなく、株主のための企業になっています。株主は大きな資本を持つ投資家(外資)であり、個人投資家の相当数を外国人が占めている現状を危惧してしまいます。

国は商法改正、会社法の改正、司法制度改革、三角合併法と、構造改革なくして発展なしとして様々な改革を行ってきましたが、よく見るとすべて株主が利益を得る改革です。郵政民営化しかりです。医療制度改革も大きな事を決定しているのは経済界の人たちです。これから行われる医療制度改革も、市場原理(米国式)が入ってきますので、かの国の医療の現状を見ると、先が思いやられる感じです。

と、長くなってしまいましたが、松下幸之助さんは、空の上から、今の社会経済の現状、松下電器産業の行く末をどう見ているのでしょうか創業者の意志を忘れないことは大切だと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする