4月6日(日)、午前中は合同学術研修会へ参加しました。午後からは健康フェアの方でボランティア活動を行いました。いくつか行事が重なったため参加人数は少なかったですが、充実した2時間であり勉強になりました。
≪内 容≫
◎症例報告:顔面麻痺に対する鍼灸治療の一例
水野海騰 先生
いつもの勉強会なら症例報告は45分ほどなのですが、今回は人数が少なかったことと、その後の題材が用意されていなかったので、2時間、この症例報告の検討を行いました。ベテランの先生の意見、そして、今回発表の水野先生は中国で長く研修されていたので、中国での顔面神経麻痺治療の考え方や、方法が聞けて、充実した発見の多くあった講習会でした。
症例は、69歳男性。初診の1ヶ月前に原因不明の右顔面神経麻痺とともに右目の痛みと乾燥、その他の症状を訴えて来院されました。発症後3日で耳鼻科へ受診し初診の4日前まで治療を受けたようですが、若干改善したものの、多くの症状が残っていたので紹介で来院されたそうです。
約3ヶ月で22回の鍼灸治療を行ったところ、顔面麻痺症状はほとんどなくなり、他覚的に見て少し口角が下がっているかなという感じまで改善されました。40点柳原法(表情筋スコア)では3点から40点まで回復しました。また、これは大きな改善ポイントであると私は思っていますが、まったく食欲がなかった患者さんが、22回を終わるころには「なんでも美味しくて仕方がない!」までに食欲が出てきたそうです。これこそ鍼灸治療の良い意味での副作用(こっちが大事か?!)だと思います。
顔面神経麻痺は現在、発症時点で検査をされ重症度を判定されるそうです。また、急性期を過ぎてもなお症状が改善されない患者さんは西洋医学的には治癒が非常に難しくなります。このように急性期を過ぎた時点での治療としては鍼灸治療は非常に効果があります。また、急性期の顔面神経麻痺の患者の対応も勉強ができ、臨床において役に立つ情報が満載でした。
日々勉強、日々情熱、です
≪内 容≫
◎症例報告:顔面麻痺に対する鍼灸治療の一例
水野海騰 先生
いつもの勉強会なら症例報告は45分ほどなのですが、今回は人数が少なかったことと、その後の題材が用意されていなかったので、2時間、この症例報告の検討を行いました。ベテランの先生の意見、そして、今回発表の水野先生は中国で長く研修されていたので、中国での顔面神経麻痺治療の考え方や、方法が聞けて、充実した発見の多くあった講習会でした。
症例は、69歳男性。初診の1ヶ月前に原因不明の右顔面神経麻痺とともに右目の痛みと乾燥、その他の症状を訴えて来院されました。発症後3日で耳鼻科へ受診し初診の4日前まで治療を受けたようですが、若干改善したものの、多くの症状が残っていたので紹介で来院されたそうです。
約3ヶ月で22回の鍼灸治療を行ったところ、顔面麻痺症状はほとんどなくなり、他覚的に見て少し口角が下がっているかなという感じまで改善されました。40点柳原法(表情筋スコア)では3点から40点まで回復しました。また、これは大きな改善ポイントであると私は思っていますが、まったく食欲がなかった患者さんが、22回を終わるころには「なんでも美味しくて仕方がない!」までに食欲が出てきたそうです。これこそ鍼灸治療の良い意味での副作用(こっちが大事か?!)だと思います。
顔面神経麻痺は現在、発症時点で検査をされ重症度を判定されるそうです。また、急性期を過ぎてもなお症状が改善されない患者さんは西洋医学的には治癒が非常に難しくなります。このように急性期を過ぎた時点での治療としては鍼灸治療は非常に効果があります。また、急性期の顔面神経麻痺の患者の対応も勉強ができ、臨床において役に立つ情報が満載でした。
日々勉強、日々情熱、です