二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

いま何がないかより、いま何があるかで発想しよう!

2008年04月17日 | 言葉のちから 心のちから
≪人生はできるだけ思いどおりにいかないほうがいい。私はむしろそう思っている。思いどおりにいかないからこそ、他の方法はないかと工夫をこらすのだし、その場は思いとどまる抑制の訓練もできる。工夫や抑制の結果、望みをかなえる好機に出会い、一気に願望が実現するそのうれしさといったら…≫

今ある環境で、今ある条件で、どうしたらより良く過ごすことができ、自分の目的を実現に近づけることができるか。そこに智恵が生まれるのでしょう。物質が豊かでなかった昔の人(先輩方)は、身体や頭脳を働かせ、素朴な疑問を持ち、工夫を重ね今の社会を築いてきたのでしょう。いや、現代でも発明や発見をする多くの人に共通することかもしれませんね。

≪アメリカのライト兄弟が飛行機を発明するよりも早く、物体の浮遊する原理を発見したのが日本人であることは案外知られていない。
飛べるのは羽ばたくからではない。翼で空気抵抗をつくり、その抵抗力によって浮き上がるのだ。この浮遊原理を見いだしたのは、二宮忠八という明治の日本人だ。それまで人類は空を飛ぶことイコール羽根をつけ羽ばたくことだと思い込んでいたのである。
この原理に基づいて浮遊させた物体に動力をつければ飛行機ができる。実際に二宮忠八が模型飛行機を飛ばしてみせたのは1891年のことであり、1903年のライト兄弟の人類初の飛行実験より12年も前だった。
忠八が浮遊原理のヒントを得たのは、川原で平たい石を投げ、川面をピョンピョンとはねるように飛ばせる飛び石の遊びからだったという。
羽根がないものがなぜ空中に飛ぶのか。こうした素朴な疑問をもち、石の投げ方を注意深く観察した結果、忠八は大発見にゆきついたのだ。≫

『いい言葉は、いい人生をつくる
           ~人生を楽しむ「成功」の処方箋~』
                         斉藤茂太 著より


自分の人生、常識にとらわれることなく、素朴な疑問を持つことが何かを発見できる大きな要因。工夫や物の考え方・捉え方には無限の方法と可能性があり、それは楽しく根気強く思考することが、思わぬ所からの発見を導きだすということなのか。

私の修行時代の師匠の言葉『常に様々なところにアンテナ(センサー)を張り巡らせておかなければいかんよ』その意味が少しづつ実感できてきているこの頃です。そんなありがたい言葉を脳裏に思い浮かべてしまう言葉でした。
コメント
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