二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

千坂校下文化祭 「健康フェア」 2009 鍼灸マッサージコーナー

2009年11月07日 | ボランティア活動
11月1日(日)午前10時~午後2時30分、千坂校下文化祭の健康フェア、鍼灸マッサージコーナーへ、ボランティア(普及)活動として参加してきました。

千坂公民館の部屋にベッド3台で行いました。施術をする先生方は、お隣の校下で開業するベテランの角先生と、そのまたお隣の校下で往診専門で治療を行う泉先生、そして、そのまたお隣の校下で開業する私の3人で行いました。

もうこの活動も何年くらいになるのでしょう。4・5年になると思いますが、公民館の方の話では、文化祭の中ではなかなかの人気コーナーだという話で、「同じ先生が来るのか」「今年も鍼灸マッサージやるの」と問い合わせが多いということでした。

この日も4時間ほどで40名の千坂校下の方々に体験施術を受けて頂きました。これが本格的な治療ではないため、短い時間になってしまうのですが、皆さま満足して帰られていました(自己満足かな)。基本的にお昼を食べずに施術していたわけですが、少し時間が空くと長めに話をお聞きしたり、施術時間が長くなったり…これは治療家としてしょうがありませんね

体験者の顔ぶれは初めての人もいれば、「去年もやってもらったね」「去年やってもらってすごく調子よくなったわ」という、このイベントの度に利用して頂く方もいてで、なかなか楽しい鍼灸マッサージ普及活動になったと思いますよ



今回、印象的だったのは最後に私と角先生が施術した小学校高学年の男子二人ですね。空手をやっている元気な少年たちでした。

小男「はり・きゅう、やってもらえるん」「やったことね~
私「一回やってみ~、すごく気持ちいいよ」
小男「ほんじゃやってみようかな」「おまえもやってもらえや~」小男2「おれもやってもらおー」

ということで二人が施術を受けることになり、どうも空手の練習で二人とも下腿三頭筋(ふくらはぎ)が疲れていて痛みが少しあるようでした。少し姿勢をみて下腿三頭筋の緊張している所に鍼をポンポンと軽く打って、軽擦ていどのマッサージを行ったところ、二人とも…

小男「おー、はじめてや(感動)」「ぜんせん痛くね~」「気持ちいい~」
小男2「ほんとや~痛くね~」「すこしチクッてしたけど、なんか気持ちいい~」
私&角「そーやろ」「楽になったやろ」

ベッドから降りて立ってみると…

小男&小男2「うわっ、楽や」「足が軽い」「鍼ってすげ~」「ほんとに足が楽や」「また来年も来るんですか」「また来年くるからね

って感じで、子どもは正直だな~と感じました。でも、子どもにも鍼灸マッサージの治療が(大人より効果が早く出やすい)効果的というのは、金沢では、まだまだ普及してないんですよね。大阪では小児ハリなんかは、発祥の地と言われるだけあって盛んなんです。もっと、成長期の子どもの身体を勉強し(私の課題の一つでもあるんですが)、子どもたちに喜んでもらえる(ということは保護者の方にも喜んでもらえる)鍼灸マッサージ治療を心がけて、磨いていかないとな~と、最後の二人の少年たちに新鮮な”気づき”と”自覚”を貰ったのでした。

もう一つ個人的に嬉しかったことは、この千坂文化祭での活動がきっかけで、数年前から腰痛や首肩痛、また足の冷えなどで通院されていた30歳代の女性の患者様が、ご主人と子どもさんを連れて鍼灸マッサージコーナーへ顔を出してくれました。ご主人様も、初めは鍼が怖かったのですが奥様のすすめで腰痛の治療に来院されていました。

よ~~~く見ると家族が一人増えている
上記のような症状を治療していたわけなんですが、その際「なかなか二人目の子どもができないんですよね」というようなお話をしていました。「鍼治療をしていると体調が良くなって、子どもができやすい体になりますよ」って話していたんです。事実、体調は良くなっていきました。最近はあまり治療に来院されていませんでしたので、どうしてるかな~と思っていましたら”素敵な報告”を偶然にも聞くことができて、今日の疲れが吹っ飛んでいくくらい嬉しくなりましたね

卵子を育むのも、精子を育むのも自身の身体です。その身体さえ生理的に整っていけば、あるいは気持ち良いカラダができれば、妊娠しやすいカラダになるということですね。

いろんな意味で、充実した、気づきの多かったボランティア活動でした 

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする