二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

失望は修養の種!

2010年10月08日 | 言葉のちから 心のちから
政治をみても、経済をみても、人生を眺めても、なかなか思い通りにならないのが世の常です。

朝起きてから、夜寝るまで、家事に奮闘する人もいれば、仕事で頑張る人もいるわけです。学校で勉強をする人もいるわけです。

いいこともあれば、思い通りにならなこともあります。思い通りにならないことの方が人生は多いのかもしれません。

先日、日本人でお二人、ノーベル化学賞の授賞者が発表されました。デューパ大(米)の根岸英一 特別教授は75歳、北海道大の鈴木 章 名誉教授は80歳です。いずれも、長年の思い通りにならない研究を継続して、最後に結果を出したからこそ、夢が実現したのだと思うのです。


≪得意の事多く、失意の事少なければ、其の人、知慮を減ず。不幸と謂うべし。得意の事少なく、失意の事多ければ、其の人、知慮を長ず。幸いと謂うべし≫

【思うようにいくことが多く、失望することが少なければ、その人は真剣に考える機会がなくなり、智慧と思慮が減少していく。不幸というべきである。思うようにいかないことが多く、失望することが多ければ、その人は考える機会が多くなり、智慧と思慮が増していく。幸いというべきである。】

『佐藤一斎 一日一話 ~言志四録を読む~』



失敗や失望などは、人生にはつきものです。それがないと人間は成長もできないし、人の気持ちになって考え、心を配ることができないのではないかと思うのです。成長した証として、最後に成功があるのでしょう。

成功に至るまでの、失敗や失望のプロセスこそ人生にとって重要なのでしょう。
それが肥料となり、可能性という芽を出し、二葉が出て、成長し、葉が生い茂り、茎が太くなり、成功華というキレイな花を咲かせ、種を残し、後の命(より良い世の中、環境、人物)を育んでいくのだと思います。

そうです 失敗や、失望した時こそ、人生におけるチャンスなのです
そして、成長する好機なのです

そう信じて人生を送ると、落ち込んでる時間も少なくなり、気持ちも早く切り換えて、大切な時間を活かしていくことができますよね 

二葉鍼灸療院 田中良和 
コメント
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