二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

星稜野球部 練習試合 (対 高岡商業)

2010年10月23日 | 高校野球
10月17日(日)、星稜野球部の練習試合を観てきました。

秋季北信越県予選の負け以来、どんな変化があるかな~と関心を持ちながら久しぶりの練習試合を観に行ったのでした。
それにしても、金沢は、最近、素晴らしくいい天気が多いです。
奄美地方では雨が異常に多く、洪水でたいへんなことになっています。奄美大島の皆さまが、はやく復旧、復興されることを祈っています。

 練習試合   星稜高校野球場  晴

  星稜高岡商業(富山)




午後からは、いつも選手の診察や鍼灸業界でお世話になっている、スポーツドクターの北山先生のコンサート(声楽)に行くため、残念ながら午前中の試合しか観戦することができませんでした。



試合の勝ち負けというのは大切ですが、この時期は試合の内容、各選手の試合への臨み方や、そこから何を学ぶか、ということがより重要になってくると思います。
そういう個人の野球に対する目的意識や志が高い選手が多いほど、その試合は得るべきところや、学ぶべきところの多い時間となり、その場(野球場)は、ピーンと何か緊張感が漂うような空間となっていきます。

さて、練習試合ですが、私の印象は…「まだ何か足らない」「必死さがない」「何を目的に行動してるんだろう」という感覚が感じられました。あの敗戦を本当に真摯に受け止めているのかなと思いました。
それは試合に限らず、球場内のところどころで感じられました。一見、野球とは関係のないことでも、実はすべて野球のプレーに関わっているんですね。そりゃ~その人が野球をして、その人の心が野球をするわけすから、心の態度が野球に現れるわけです。

そんな点、まだまだ意識改革が必要でしょう。大事な試合に勝つためには。




野球部前部長の本田先生も試合を観ていたわけですが、私と現在のチーム、最近のチームについて話し合っていたわけです。先生は、「心」の部分を冷静に、シビアに、観察されておられました。そして、厳しく、温かく選手(生徒)を見守っておいででした。星稜野球を通じて、長年、酸いも甘いも体験され苦労されてきている方の言葉は重く、深いです。私が判断できるものではありませんが、現在のチーム状況について、非常に的確に捉えられていると思いました。
私の現役時代も部長をされていたわけです。山下監督もそうなのですが、目に見えない大切なものをしっかり見つめておられます。また、監督が陽とすれば、本田先生が陰。陰陽相通じることにより調和がなされ、選手もそれに引き付けられていったのかもしれませんね。



何事も「気」を込めることが、その行動や言葉を通じて自分を成長させるのだと思います。元気な声を出す 忍耐強く根気を持って練習する 目的意識を高く持ち、やる気を出す 自分に限界をつくらず気迫で向かっていく すべて「気」が関わっているのです。言葉にはなっていますが、この「気」は目に見えない大切なものです。

野球に関すること、あるいは、自分の習慣として日常生活で「気」をもっと込めて、何事も行うことが今の選手には欠けているのかもしれません。日々自分を新たなものと考え、常に目的意識や志を高く掲げ、そこに向かっていく姿勢こそ、「気」を込めることなのでしょう。

選手の…と言いながら、選手から自分の人生についても学んでいるのだと感じます。

チーム状況は、今は、どん底かもしれません。しかし、しっかり、しゃがむことで高くジャンプできるとも考えられます。選手とチームの成長のため、私も努力していこう と思ったのでした。

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする