二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

テレビ金沢 となりのテレ金ちゃん 出演?!

2010年12月08日 | 予告
12月1日(水)、テレビ金沢の夕方の番組、「となりのテレ金ちゃん」の”30秒劇場”というものに出演してきました。


 テレビ金沢 玄関ロビー

これは、何でもPRしてもいいというコーナー(正確かは分かりません)だということで、ここで12月12日(日)の講演会の宣伝をしてきたのでした。

◎監 督:田中良和(二葉鍼灸療院 院長)
  脚 本:田中良和
  出 演:宮川巌幸(ミヤカワ鍼灸整骨院 院長)
       安井章貴(ヤスイ鍼灸接骨院 院長)
       田中良和


12日の講演会は、石川県鍼灸マッサージ師会の青年女性部が主催します。今回出演の3人は青年女性部員です。そして同期生です。これがまた、血液型も違い、鍼灸治療のスタンスも違い、性格も違うけど仲がいいんです。時々、飲みながら、激論もしますが、これがまたいい刺激になるのです。


 本番前の打ち合わせ中 真面目にやってます

そんな3人組みで出演してきました。

30秒ですから、そんなに緊張はしませんでした。

午後4時にテレビ金沢に入り、打ち合わせ、練習、5時40分本番、そんな流れでしたね。

緊張していないと言ってもテンションは高めでした

玄関のところの待ち合いで待機していたわけですが、「テレビ局でそんな話…」という話を大声でやっていましたね。テレビ金沢の方を何人か患者さまに持つY先生としては、少し冷や汗ものだったらしいですが、そんなことM先生もTも全く頭の中にはなく、テンションを高く保っていたのでした~。

本番は玄関前で行いました。ほぼ順調に30秒以内で収まりました。
皆、セリフもかまずできましたから大成功ですね。


 本番終了後

患者さまたちのテレビを見ての感想は…どうだったんでしょうね
そうそう、後日、星稜高校野球部 山下総監督から「いいがに映っとったぞ」と電話がありました。総監督さんが見てたんだ~と、ちょっとビックリしましたが…
これで当日は満員間違いなしですね

そうそう、今回のPR内容である、12月12日の講演会の詳細を再び書いておきますね

 名 称:「こころ」と「からだ」のための講演会
 日 時:平成22年12月12日(日) 午後1時30分~3時
 演 題:「for you」
      ~あなたのため 家族のため 病める人たちのため~
 講 師:廣中邦充 和尚(通称 やんちゃ和尚)
       浄土宗 西居院 第21代住職
 場 所:石川県地場産業振興センター
         コンベンションホール
      石川県金沢市鞍月2-1  076-268-2010
 会 費:1000円(高校生以下 無料)

 主 催:(社)石川県鍼灸マッサージ師会 青年女性部
 協 力:(社)石川県柔道整復師会
      (社)石川県針灸師会


※廣中和尚のお計らいで、講演会終了後、無料相談会を開催いたします。時間の許す限りということですが、限りがございます。お一人様15分ほどの相談時間となります。ご相談されたい方は、下記連絡先までお早めにご連絡くださいね。

この機会に、一人で悩んでいないで和尚様に相談してみてはいかがですか
(無料相談の会場は、同じフロアの、第12特別会議室です)

連絡先:076-233-0565(石川県鍼灸マッサージ師会事務所)
受付時間:午前10時30分~午後3時まで




私たちを仕切ってくれた、佐野幸穂アナウンサー(ユッキーって呼ばれてるらしいですね。この時間はテレビを観れないもので…無知です)と記念撮影
なかなか元気のいい、笑顔がキュートで素敵な女性でしたよ
彼女の第一印象は、「美味しそうに食事をするんだろうな~」って感じでしたね。
でも、女性は笑顔がいいと本当に素敵です

そんなドタバタな12月の初日だったとさ~

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント (2)
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腰部脊柱管狭窄症 ~中央学術研修会~

2010年12月08日 | 鍼灸
11月28日(日)、石川県鍼灸マッサージ師会の第3回 中央学術研修会が行われましたので参加しました。

27日には、星稜野球部の同期生との飲み会があり、なかなか起床時、体が言うことを聞いてくれませんでしたが、なんとかギリギリに間に合いました。

実は、この学術研修会の後、金沢市鍼灸マッサージ師会の理事会がありまして、またまた忙しい一日を過ごしたのでした。まあ、最近の休日はこんなもんですけどね

 日 時:平成22年11月28日(日) 午前10時~正午
 会 場:条南公民館(条南コミュニティ-プラザ) 大ホール 津幡町太田
 演 題:「症状から見た腰部脊柱管狭窄症の診断と治療」
 講 師:金沢医科大学 整形外科准教授・医局長  藤田拓也 先生
 参加費:無料
 担 当:石川県鍼灸マッサージ師会 河北支部



 講師の藤田先生


 司会は学術局長 中田先生

腰痛は私たち鍼灸師にとっては、もっとも遭遇する確率の高い症状です。その腰痛あるいは下肢痛、下肢症状を伴う病態の一つが「腰部脊柱管狭窄症」です。

この狭窄症は、間欠性跛行と言って、しばらく歩くと、腰から足が痛くなり少し立ち止まらないと歩行を継続することができず、その場で、腰を前かがみにしたり、しゃがんだりすると痛みが楽になり、再び歩けるような病態が出現します。

これが、腰部脊柱管狭窄症の特徴的症状の一つです。

内容としては、まず復習として腰部周辺の解剖学を分かりやすく説明して頂きました。




また、疫学的なお話や、MRI画像やレントゲン画像を示され、正常な状態と脊柱管狭窄症の違いなども説明がありました。さすが、その道に長けた人は分かりやすい説明をされます。勉強になりました。




そして、私たちが一番必要で大切な、鑑別診断と予後の判断の話に移りました。

長々と説明すると、また「ブログが長い」と苦情が出そうなので、本当の要点だけを書きますね。

先ほど述べた間欠性跛行ですが、この症状が出ている人の中の11%の人に、末梢の閉塞性動脈疾患があるということです。これはまず注意する必要があるのですが、足の甲や、足首、膝の裏の動脈拍動をチェックすると判別がつくのです。

たびたび、酔耀会でも話題になり、特に豊島先生が話を切り出すのですが、脊柱管狭窄症の片側だけに症状が出る場合、両足に症状が出ている場合の違いです。豊島先生いわく、脊柱管狭窄症と診断を受け片側だけに痛みが出ている人の症状は本当に脊柱管狭窄によるものなのかということです。これが痛みの元を把握し、適切な鍼灸治療を行うと治っていくんですよね。
藤田先生の講演の中でも、この診断された患者さまの11年後の経過をみた調査で、38%人が何もせず改善、31%の人が不変、10%の人が悪化、残りの人が手術という結果でした。4割の人が自然に改善していくのです。

そして、ここがポイントで、改善例のほとんどが片側だけの痛みだったとか。この診断を受けても片側だけの痛みの人は改善に向かう可能性が十分にあるということで、ここには鍼灸治療を積極的に行ったほうがいいということでしょう。

そして、予後不良で、放置していると悪化する恐れがある例もあるということです。その状態とは…
 ・腰から両足に症状が出ている
 ・熱くなる、締め付けるなどの異常感覚を感じる
 ・おしっこや大便が出にくいなどの異常がある
 ・夜間や安静時に痛みがある
 ・レントゲンなどで腰椎がずれている(すべりがある)
   ↓
このような状態の人は専門の医療機関に罹り診察を受け、手術する場合もあるとのことです。ここが私たちにも難しい所で、患者さまは手術をできるだけしたくないわけですが、その病態を知っておかないと将来悪化し、さらにひどい状態になることもあるということです。

何が適切な治療なのかを判断し、鍼灸治療では限界のあるものに関しては、患者さんの予後を考え、専門医療機関に委ねることも、患者さまのより良い生活のためには大切なことなんですね。勉強になりました。

その後、治療戦略として、藤田先生が行っている、腰部の低侵襲の手術方法の紹介があり、この手術だとほとんど入院もいらないようです。そんな手術方法を動画を交え説明頂きました。



より真剣に鍼を打たないといかんな~ と思いましたね。

んん~日々新たに、日々勉強ですな~。
医学も進歩していく。私たちも患者さまのため常に進化しないといけませんな 

二葉鍼灸療院 田中良和
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