二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

三冊の本より ~12月1日~ の言葉

2008年12月02日 | 言葉のちから 心のちから
◎気高く生きよう
よく考えなさい。人生は、たとえ何百年生きていても、仮に百年生きたとしても、この大宇宙の生命に比べれば、夢一瞬の短い世界。この短い人生に生きている以上は、一瞬、一刻を価値高く生きようじゃないか。

『中村天風 一日一話』 中村天風財団 編

◎私が歩いてきた人生
私が歩いてきた人生をひと言で言うならば、「誰にでもできる簡単なことを、誰にもできないくらい続けてきた」ということに尽きると思います。

何一つ難しいことはやっておりません。人ができないことをやったこともありません。いや、やってこなかったというよりも、やる能力が私にはなかったというのが、正直な気持ちです。

『鍵山秀三郎 一日一話』 鍵山秀三郎 著

◎智は禍(わざわい)を免(まぬが)るるを貴(たっと)ぶ 
                          『三国志』
智謀、智略など、「智」という言葉から連想されるのは、すばらしい頭の冴えであり、切れる人物のイメージである。たしかに、そうには違いないのだが、しかし、ほんものの「智」とは、派手に目立つようなものではないようだ。たとえば、倒産しそうな会社を建て直したというような誰にでもそれとわかる「智」は、智は智でも、まだレベルの低い「智」であるらしい。

それを語っているのが、表題の言葉である。「智」の重要な働きは、禍を免れることにあるというのだ。つまり、倒産会社を建て直すよりも、会社を倒産の危機に至らしめないように経営する、これこそが、ほんものの「智」なのだという。

だから、こういう「智」は大向こうをうならせるようなものではなく、ありようとしてはきわめて地味なのだ。組織のリーダーに必要とされるのは、じつはこういう「智」なのである。

『中国古典 一日一言』 守屋 洋 著


長いようで短い人生。地球の、生物の歴史から比べれば、人の人生は一瞬。だから、今の環境で自分ができることを、とくに派手ではなくてもいい、自分が楽しい、これだと思えることを継続して行うことが大切なのだと思いました。 

自分にできることを、人ができないくらい継続していくことが努力です。努力して歩む人生の旅、そこには様々な環境の変化やハプニングがつきものですが、それに対しどう対処し、どうの乗り切って、さらに継続していくことができるか、この状況判断の材料が「智」であり、それを積み重ねていくことが”道の探究”なのかもしれません。

さて、今年ものこり1か月、一瞬を大切に、楽しく、そして、自分の道を探し、創っていきましょう

二葉鍼灸療院 田中良和
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