二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

掃除で何が変わる?!

2008年12月11日 | 経営って何?!
朝、いつも掃除を行っています。しかし、時間の使い方(寝坊)がうまくいかなかったりすると、少し手抜きをしてしまうことがあります。反省、反省です。

一日の始まりとして気持よくスタートするため、気持ちを謙虚にするため、掃き、磨かせて頂いています。そうすると治療室自体や道具にも愛着が湧いてきて「ありがとう」「ごめんね」なんて自然に声をかけるようになりました。

◎確実に変化した社内環境

私が会社を創業してから、平成二十年で四十七年を迎えました。その間、ずっと社内外での掃除を続けてきたわけですが、最初の頃に世間からの評判を聞くと、「掃除など会社の業務に比べれば余計なこと」とか「余計な業務である掃除に力を入れるなど、無能の人のすること」という言葉ばかりが耳に届いていたものです。

それが最近では、掃除の効能などともてはやされる時代になり、「掃除をすることで運が開ける」とか「会社の業績がよくなる」などと言われるようになりました。

掃除がこれだけもてはやされるのはうれしいことで、隔世の感もあるのですが、私自身は「会社が儲かるから」とか「運が開けるから」などと思って掃除に取り組んだことは一度もありません。私が社内の掃除を始めたのは、あくまで社内の雰囲気や職場での就業環境をよくしようという、ただそれだけの思いからです。

掃除によって社内環境を整えることにより、結果として、社員の表情が明るく生き生きとし、取引先や家族に対して優しく気遣うようになる。そうした人間性を根底から変えていく力が掃除にはあるのだ、ということを後々になって実感するようになりました。

現在、イエローハットは、国内外で500店舗以上出店するまでに成長しました。しかしながら、それはあくまでも結果でしかありません。

私がうれしく思うのは、むしろ、ここまで成長する中で社員の人間性を無視したり、売上げ至上主義に陥ってこなかったことです。私がいまでも、欠かさず掃除を続けている目的は、ここにあると言えます。

『鍵山道場 人間力を磨く法則』 鍵山秀三郎 著


確かに「掃除で開運」などの書籍が多く本屋さんに並んでいます。私も実は「仕事がもっと忙しくなったらいいな~」「運がよくなったらな~」なんて思いもあり掃除をしていました。動機が不純でした。 

しかし、継続してやっていると、これがまた心が変化してくるのです。掃除するということが心をキレイにすることであり、自分や治療院を利用される患者様の心をキレイにすることにつながっていきます。そして、喜びや感謝が自然に感じられ、笑顔が溢れるようになってきます。

掃除力は不思議です

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント (2)
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