二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

恋とは!? 愛とは!?

2008年12月15日 | 言葉のちから 心のちから
≪恋とは、相手が持つ所有物(容姿・性格・才能・富・仕事・家柄などの属性)に価値を感じて一時的に高揚する、「相手に受容されることや相手を支配することによって、相手と一体化したい」と願う感情である。
愛とは、自分という存在の価値認識と成長意欲から生まれるものであり、相手がただ存在してくれていることへの感謝ゆえに決断し、永続的な意志と洗練された能力によって実行しようと努力する、相手の幸福を願い成長を支援する行為である。≫

『愛の論理』 飯田史彦 著


「愛」には様々な形があります。男女関係で考えるなら、「愛」とは、自分自身がこの世で、尊い価値ある存在であるという、いつの世でも変わりない真実をまず自覚することが大切なのでしょう。

そして、自分にも存在価値があり、大切な存在であるなら、相手も自分同様の立場にあります。お互いが存在価値がある尊い命ということですね。

「今」二人が出会えたということは、何かの必然であって、お互いが刺激しあいながら成長すべき時期が来ているのかもしれません。そのような場合、相手に何かを要求したり、抑えつけてしまうのは「愛」ではありません。相手がただ存在してくれることへの感謝、相手の幸福を願う思いやりが大切です。

そして「愛」するということは、「この人を愛する」という決断(意識的にあるいは潜在的に)、そして、人生さまざまな波がありますが、それにも揺るがない持続できる力と努力が必要であるということでしょうか。

恋とはちがって、愛は相手の存在そのものに意味があるのですから、相手がお金を失っても、健康を損ねても、究極的には命を失っても、その「愛」に変化はないということなのでしょう。

年末に、星稜高校野球部の後輩が二人結婚するので、祝電を考えるのに飯田先生の本を開いてみて、いい言葉だな~と思ってすこし考えてみました。

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント
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