山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ミドリハコベ

2010-02-07 18:47:02 | 双子葉離弁花

ハコベは何処でも普通に咲いているので、特に珍しい花ではありません。

言ってみれば、ほとんどの人が知っているごくありふれた花です。

今日は一般的には道端の雑草と思われている、このハコベを少し詳しく見ることにします。

画像で見て頂いていますハコベはミドリハコベという種類です。

コハコベと共によく見られる種類で、この2種を総称して単にハコベと呼ばれる場合もありますが、

コハコベは茎が少し紫色をしているうえ、萼の長さが花弁と同じ位長い等、別種であるのは明らかです。

肉眼では見にくいのですが、花柱は3本、雄蕊は4~7本位あります。

全体に大型のウシハコベというのも見かけますが、こちらは花柱が5本あることで見分けられます。

ハコベの仲間には、この他、山地で見られるミヤマハコベ、イワツメグサや高山帯で見られる

シコタンハコベなどがあります。


ミドリハコベ<ナデシコ科 ハコベ属>


花弁は、一見10枚有るようにみえますが、よく見ると深く2裂したものが5弁であることが分かります。

コメント (2)
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