ハコベは何処でも普通に咲いているので、特に珍しい花ではありません。
言ってみれば、ほとんどの人が知っているごくありふれた花です。
今日は一般的には道端の雑草と思われている、このハコベを少し詳しく見ることにします。
画像で見て頂いていますハコベはミドリハコベという種類です。
コハコベと共によく見られる種類で、この2種を総称して単にハコベと呼ばれる場合もありますが、
コハコベは茎が少し紫色をしているうえ、萼の長さが花弁と同じ位長い等、別種であるのは明らかです。
肉眼では見にくいのですが、花柱は3本、雄蕊は4~7本位あります。
全体に大型のウシハコベというのも見かけますが、こちらは花柱が5本あることで見分けられます。
ハコベの仲間には、この他、山地で見られるミヤマハコベ、イワツメグサや高山帯で見られる
シコタンハコベなどがあります。
ミドリハコベ<ナデシコ科 ハコベ属>
花弁は、一見10枚有るようにみえますが、よく見ると深く2裂したものが5弁であることが分かります。