山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ボケ(木瓜)

2010-02-08 06:29:11 | 被子植物離弁花

中国原産の栽培種で、日本に渡来したのは古く平安時代です。

この時代から庭木として広く植栽され、九州地方の一部で野生化したものがあるそうですが、

普通は自生しません。

花は普通、梅と同じ頃に咲きますが、早咲きの寒木瓜は11月頃から咲き始めます。

果実は9~10月頃に熟し、食べると甘酸っぱい味がしますが、熟する前のものは梅酒の様に

ホワイトリカーに漬け込み、薬膳酒「木瓜酒」を作ることもできます。

効能としては、風邪を引いた時の咽喉の炎症を和らげるのに効果があるそうです。

味の方はカリン酒に比べると今一つです。

名前の由来は果実の形が瓜に似ていることから、語呂の悪い「ボケ」は、もっか→もけ→ぼけ、

と訛化したというのが有力ですが、本当のところはよく分かっていません。


ボケ<バラ科 ボケ属> 落葉低木・栽培種



コメント (4)
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