第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その130)ネット歌会
短歌の返歌を歓迎します!!
☆☆☆ 能登地震で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
また、被災され避難を余儀なくされている皆様にお見舞い申し上げます。
☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
☆☆☆ 「ネット歌会」について
「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
コメント欄に記入して頂ければ幸いです。
「咲き競う 西洋シャクナゲ」
☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
注) ☆:元歌 ★:返歌
☆春の雨やさしく花を散らしゆき芽吹きの序奏を奏でる季節
夕庵さん
★枯れかけたナンテンの芽を日々覗く よくみりゃ小さな蕾がみゆる
西BOOさん
★朝一番 花のご機嫌うかがえば すっくと立ちぬ春蘭の花
夕庵さん
★郵便を取りに庭に出てみると 青と白の菖蒲が二輪
西BOOさん
★「本日は菖蒲湯あり」の貼り紙になつかし町の暖簾をくぐる
夕庵さん
☆枯れかけたナンテン新た 芽吹くなり おてんと様と肥料に感謝
西BOOさん
★倒木の産寧坂の老い桜 あわれ根を張ること叶わずに
夕庵さん
★亡き父が鉢植えの時期遅らせる 数万円のツツジを枯らす
西BOOさん
★父上の花を愛する心意気 悔し結果に 声出さねども
夕庵さん
★根腐れでツツジを枯らし声も出ず しばらくたって「やってしもた~」
西BOOさん
★失敗は成功の道示すなり 情けかけるもほどほどにして
夕庵さん
☆春天に餌台高く むしやむしやと さつきちやん てふキリンの子食む
みっちっちさん
★柵なかのお猿と目が合い挨拶をすれば両手で顔を覆いぬ
夕庵さん
★バス停に並びあふ人と目が合ひて 天気の話などのひととき
みっちっちさん
★観光用ボンネットバスは健在や 発車オーライのガイドの笛も
夕庵さん
★最終の発車のベルよ 窓越しに君を見詰めし 星降る夜よ
みっちっちさん
★窓越しに揺れるノウゼンゆらゆらり 眠りを誘う静かな午後に
夕庵さん
★病室の窓越しに見ゆ冬薔薇(ふゆそうび)妣(はは)の最期を慰めし花
みっちっちさん
★慰めの言葉は要らぬ欲しいのは 背なに宛がう手の温みだけ
夕庵さん
★あなたへと温き光を届けたし 天空をゆく流星のごと
みっちっちさん
☆動くものじつと見つめて飛び付けば ふわりと子猫 毛玉のごとく
みっちっちさん
★陽光のテラスに立ちて見上ぐれば ふわりと白雲浮かぶひととき
夕庵さん
★白雲がふはりと浮かぶ 春空を 右や左と空中遊泳
みっちっちさん
★【友情と恋】を語りし青春の白雲(くも)なつかしく蘇りくる
夕庵さん
☆引出しに忍ばす便りはふうわりと春の匂いをまといて眠る
夕庵さん
★引出しに褪せたる写真 今もなほ 花の精との出逢ひなりしか
みっちっちさん
★偶然の人の出会いに癒やされて心ゆたかに今日を生きてる
夕庵さん
★素晴らしきブログの出会い 短歌(うた)詠めば心ゆたかに水曜サロン
みっちっちさん
★短歌(うた)詠むを楽しきものと知りてよりブログやサロンに道はひらけり
夕庵さん
★思ひ出は幼き日々の鬼ごっこ 今は返歌の鬼ごっこ楽し
みっちっちさん
★追いかけて追いかけられてあきらめて今朝の一首をえいっと投じる
夕庵さん
★俳句より短歌(うた)の楽しさ知りてより 趣味の世界の広がりゆけり
みっちっちさん
★文綴ること趣味にして思うのは 多くの言葉と巡り会いたり
夕庵さん
☆面伏せて藤の挿頭の巫女の姿(かげ) むらさき染まる木漏れ日のなか
夕庵さん
★面伏せて砂紋掃きたる若き僧 うなじの白し木漏れ日のなか
みっちっちさん
★朝あさに観音様に水捧げ 見上げる僧のうなじの青し
夕庵さん
☆面伏せて砂紋掃きたる若き僧 うなじの白し木漏れ日のなか
みっちっちさん
★木洩れ日のなかウグイスの声を聞く姿見えねど今日も呼びかく
夕庵さん
★木漏れ日を行けば轟音聞こへ来る 姿見へねど滝はこの先
みっちっちさん
★山道のヘアーピンカーブをオートバイ 二人乗りして夜眠れずに
夕庵さん
★六甲のヘアピンカーブ割りと好き エンジンブレーキのみで下りぬ
みっちっちさん
【詞書】第二阪奈トンネルの長さ5,578M
★大阪よりトンネル抜けると奈良の街 生駒山地(いこま)を貫く第二阪奈は
夕庵さん
「咲き競う ツツジ」
☆友情と恋を語りし青春の白雲なつかしく蘇りくる
夕庵さん
★賀茂川の土手に比叡を見やりつつ 語り尽くせし青春の日々
みっちっちさん
★あの人は説教好きで饒舌で解ったふりして相づちをうつ
夕庵さん
★気が合はぬ人と離れて 大好きな人らと共に生きてゆかむと
みっちっちさん
★(だいすき)と文字を覚えしひ孫より バースデイカード初めて届きぬ
夕庵さん
★だいすきと夜汽車の窓に綴りけり 君の姿が遠くなりゆく
みっちっちさん
★夕闇に君の姿がぼんやりと霞んで消えた 夢見が悪い
夕庵さん
★夕闇に人の姿の見へがたき ハンドル持つは気を引き締めて
みっちっちさん
★悔しきは 脇見運転に遭遇し 圧迫骨折 入院二ヶ月
夕庵さん
★運転は便利なるゆへ慎重に いのち守らむ人をも吾(あ)をも
みっちっちさん
☆季(とき)ゆくを想はざりしか 哲学の道の疎水をゆく花筏
みっちっちさん
★哲学の疎水の流れの不思議さよ 西田幾多郎(にしだ)博士の歩みし道よ
夕庵さん
★哲学の道を北から南へと 君と歩きし春 初デート
みっちっちさん
☆花いかだ逆巻く川をおおいゆく さりゆく季(とき)の意思もつごとく
ポエット・M
【詞書】普通京都の川は北から南へ流れますが、哲学の道沿いの疎水は
南から北へ流れます。花筏を見れば、特に不思議な想いにかられます。
★季(とき)ゆくを想はざりしか 哲学の道の疎水をゆく花筏
みっちっちさん
★花筏 想いもつ如 さかのぼる 哲学の道 疎水は北へ
ポエット・M
☆花いかだ逆巻く川をおおいゆく さりゆく季(とき)の意思持つごとく
ポエット・M
★花筏 つかずはなれず身をよせて 澱みに朽ちるもなおさくらなり
夕庵さん
★花筏 澱み留まる ひと群れも やがて流れに呑まれさりゆく
ポエット・M
★耐え難き 去りゆくものも追わずして 自然の摂理に従いてゆく
夕庵さん
☆見上げたる人の人生のせて散る 岬広場に花吹雪して
ポエット・M
★桜撮る 思えど吹雪風にのり 花浮かびけり 川流れゆく
西BOOさん
★花いかだ逆巻く川をおおいゆく 去りゆく季(とき)の意思もつごとく
ポエット・M
★吹雪くたび連なり流る花いかだ 竜田の川の古歌を思ふる
西BOOさん
★くれないに染まる竜田の川面にも 春薄紅の花いかだゆく
ポエット・M
☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆
「未だ咲く 八重桜」
【運営にあたって】
(1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
(2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
(3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
(4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
(5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
(6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
了
☆弟は元気に登山楽しみて 髭面の写メ ラインで送り来(く) みっちっちさん
★御朱印帳 並べ健脚自慢する 八十路を越えし弟なれば 夕庵
☆宇治市への観光バスの楽しみは 大河ドラマの紫式部 みっちっちさん
★宇治の街 平等院の参道は お茶煎る店に茶団子並ぶ 夕庵
夕庵さんへの返歌です
⭐️黄昏に恋しくなりぬ大阪も兄妹元気を頼もしく思う
夕庵さん
★弟は元気に登山楽しみて 髭面の写メ ラインで送り来(く)
みっちっち
⭐️高齢者の足なるバス代値上げされ 外出さえもままならなぬかや
夕庵さん
★宇治市への観光バスの 楽しみは 大河ドラマの紫式部
みっちっち
よろしくお願いいたします
☆バス停に座布団ふたつ新しき手作りカバー掛けらるる春 みっちっちさん
★高齢者の足なるバス代値上げされ 外出さえもままならぬかや 夕庵
☆京都にて出逢ひ生き抜く 喜びを 二倍にしたる君に感謝す みっちっちさん
★黄昏に恋しくなりぬ大阪も 兄妹元気を頼もしく思(も)う 夕庵
よろしくお願いします。
夕庵さんへの返歌です
⭐️日本は海の恩恵受けつつも受難に耐えて海に感謝す
夕庵さん
★京都にて出逢ひ生き抜く 喜びを 二倍にしたる君に感謝す
みっちっち
よろしくお願いいたします
⭐️安眠の枕は座布団二つ折り 高からずして固すぎもなく
夕庵さん
★バス停に座布団ふたつ 新しき手作りカバー掛けらるる春
みっちっち
よろしくお願いいたします
西BOOさんへ返歌させて頂きます。
★道端に白い綿毛のタンポポが 年をとっても「フーッ」と吹きたる 西BOOさん
★タンポポの 白い綿毛は風により いのち新たに 彼の地でも萌え ポエット・M
よろしくお願いいたします。
☆毎月のかかりつけ医の受付は 一番なれど一時間待ち 西BOOさん
★今日の日は病院行きと決めたなら 予定は入れず覚悟して待つ 夕庵
☆ご近所で 山の遭難若くして 以来山は恐怖の対象 西BOOさん
★荘厳な山には神の御座(おわ)します空気は澄みて瀧の音する 夕庵
道端に白い綿毛のタンポポが 年をとっても「フーッ」と吹きたる 西BOOさん
★タンポポは綿毛となりても寄り添いて 共に散らしぬ 風の意のまま 夕庵
よろしくお願いします。
☆懸命に生きたる考妣(ふぼ)へなほ深く 涙で枕濡らす夜もあり みっちっちさん
★安眠の枕は座布団二つ折り 高からずして固すぎもなく 夕庵
☆復興の教訓を得て 日本の 次はいずこや 地震(ない)に備へむ みっちっちさん
★日本は海の恩恵受けつつも 受難に耐えて海に感謝す 夕庵
よろしくお願いします。
返歌を詠ませて頂きたいと思います。
☆久方に晴れたる丘に罌粟の花 ほろほろ揺れて空かけのぼる ポエット・Mさん
★道端に白い綿毛のタンポポが 年をとっても「フーッ」と吹きたる 西BOO
よろしくお願い致します。
返歌を詠ませて頂きたいと思います。
☆病院の予約とるのもnetのみ 秒針睨みenterを押す 夕庵さん
★毎月のかかりつけ医の受付は 一番なれど一時間待ち 西BOO
☆意の途中 思い叶わず限界と 決断すれば道は拓ける 夕庵さん
★ご近所で山で遭難若くして 以来山は恐怖の対象
よろしくお願い致します。
夕庵さんへの返歌です
⭐️闘病の辛さを口に出さぬ人 家族の支えが生きる目標
夕庵さん
★懸命に生きたる考妣(ふぼ)へ なほ深く 涙で枕濡らす夜もあり
みっちっち
⭐️再開と聞く能登の塩田に 海水撒きて塩味まろし
夕庵さん
★復興の教訓を得て 日本の 次はいづこや 地震(なゐ)に備へむ
みっちっち
よろしくお願いいたします
☆闘病の妣(はは)の背撫でて 今何を すべきか涙で自問せし夜 みっちっちさん
★闘病の辛さを口に出さぬ人 家族の支えが生きる目標 夕庵
☆水源を掘りし歌なり 能登の地に豊かなる水望む歌とも みっちっちさん
★再開と聞く能登の塩田に 海水撒きて 塩味まろし 夕庵
よろしくお願いします。
☆病院の待合室の窓開き 春となりて風心地よき 西BOOさん
★病院の予約取るのもnetのみ 秒針睨みenterを押す 夕庵
☆船山を登ると思い進めども 道が途切れば はや引き返す 西BOOさん
★意の途中 思い叶わず限界と 決断すれば道は拓ける 夕庵
よろしくお願いします。
⭐️能登の街いまだに水が出ぬと聞く マイムマイムで応援しよう
夕庵さん
★水源を掘りし歌なり 能登の地に豊かなる水望む歌とも
みっちっち
よろしくお願いいたします
⭐️人生の悲哀を語る人の背にやしく触やる春の日差しは
夕庵さん
★闘病の妣(はは)の背撫でて 今何を すべきか涙で 自問せし夜
みっちっち
よろしくお願いいたします
☆教室の斜め前なる君の背を 見つめるのみの初恋なりき みっちっちさん
★人生の悲哀を語る人の背に やしく触やる春の日差しは 夕庵
☆スカートをゆうらり君と 手を取りて マイムマイムを踊りしときめき みっちっちさん
★能登の街いまだに水が出ぬと聞く マイムマイムで応援しよう 夕庵
☆打ち寄せる波に歓声あげながら 素足で駆けしあの夏の恋 みっちっちさん
★城崎の 足湯に浸り外国の 人に自慢の日本の文化 夕庵
よろしくお願いします。
早々に、素晴らしい返歌を頂戴し、誠に有難う御座います。返歌を詠ませて頂きたいと思います。
☆待合に藤の匂いの流れきて 病の不安も少しやわらぐ 夕庵さん
★病院の待合室の窓開き 春となりて風心地良き 西BOO
☆山道を曲がり曲がりて花ミズキ ぽっかり浮かび道案内す 夕庵さん
★船山を登ると思い進めるも 道が途切れ はや引き返す 西BOO
よろしくお願い致します。
夕庵さんへの返歌です
⭐️振り向けばいつも君のいた教室の小さな恋のチョークの匂い
夕庵さん
★教室の斜め前なる君の背を 見つめるのみの初恋なりき
みっちっち
⭐️女児服も大人のファッションそのままに チュールのスカートつまんでおすまし
夕庵さん
★スカートをゆうらり君と 手を取りて マイムマイムを躍りしときめき
みっちっち
⭐️打ち寄せる波は岩をも貫きて丸い洞穴いくつもあける
夕庵さん
★打ち寄せる波に歓声あげながら 裸足で賭けしあの夏の恋
みっちっち
よろしくお願いいたします
☆振り向けば 君 春風の 恋のなか 吾(あ)を呼ぶ声の ほはり優しき みっちっちさん
★振り向けばいつも君のいた教室の 小さな恋のチョークの匂い 夕庵
☆春風に白スカートのすそひらり 君待つ店へ歩の速まりぬ みっちっちさん
★女児服も大人のファッションそのままに チュールのスカートつまんでおすまし 夕庵
☆春風の丘に登れば 一枚の 綺羅とも見ゆる須磨のさざなみ みっちっちさん
★打ち寄せる波は岩をも貫きて 丸い洞穴いくつも作る 夕庵
よろしくお願いします。
☆病院へ 行く車にて山藤の 群がる花が 左右前後に 西BOOさん
★待合に藤の匂いの流れきて 病の不安もすこしやわらぐ 夕庵
図書館へ 本を返しに 大通り 街路を飾る 白花水木 西BOOさん
★山道を曲がり曲がりて花ミズキ ぽっかり浮かび道案内す 夕庵
よろしくお願いします。
早速ですが、三首出詠させて頂きたいと思います。
車の中から、藤の花が見えたことを詠ませて頂きました。
病院へ行く車にて山藤の群がる花が左右前後に
花水木を詠ませて頂きました。
図書館へ本を返しに大通り 街路を飾る白花水木
wikipediaの編集で詠ませて頂きました。
ウィキペディの編集850超 今や自己の限界感ず
よろしくお願い致します。