四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その148)ネット歌会

2024年09月11日 04時41分10秒 | 短歌

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その148)ネット歌会
            短歌の返歌を歓迎します!!

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「ネット歌会」について
      「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
      なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
      という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
      ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
      コメント欄に記入して頂ければ幸いです。


     「未だ咲く ノウゼンカズラ 薄紅」

☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆物音も吸い込まれそうな午後の部屋 バナナは熟れて卓に転がる
                         夕庵さん
【詞書】ちょっとでも長持ちすれば、とバナナをS字フックに引っ掛けて
  いるんですが、ちょっと日が経ってしまうと、柄の下の方(根元?)が黒く
  なって、落っこちてしまうんですよね。で、大概抵抗したかのように細く
  皮が残っている…と。よく、落ちた時の音がテレビ(と、今はエアコン)の
  音ぐらいしか聞こえない部屋で大きく聞こえて、「えっ?!何?何の音?!」とか
  言って台所に来て「あ~これやね」と納得する…ということが多々あります。
  何か知らんけど、びくっとしますよね。😅
★フックから皮の一部と柄を残し バナナ落ちたり「ぼとっ!!」と音たて
                         ちがやねこさん
★台風に窓の簾が音たてて うつつの夢をやぶる夜明けに
                         夕庵さん

☆スーパーのお米売り場が空っぽに 台風も逸れ新米を待つ
                         西BOOさん
★新米もそろそろ入荷というものの 秋の値上げの一番名乗り
                         夕庵さん
★ニュースにて新米出回る報道も 値が2倍とは一体何ぞ
                         西BOOさん

☆台風で折れる心配したものの 庭の柿の色付きを待つ
                         西BOOさん
★橙色(だいだい)の夕陽に負けぬ柿の色 恩師に送ろう絵手紙にして
                         夕庵さん

☆一陣の風に野原は金色に すすきの散らす光きらきら
                         みっちっちさん
★満月にうかれ狸の腹鼓 薄の原は今宵も楽し
                         夕庵さん
★満月に原の動物うかれしも うさぎはひとり餅つき励む
                         みっちっちさん
★瀬戸内の大久野島にはふわふわの 兎が群れる毒ガスの島
                         夕庵さん
★瀬戸内は晴れの国とぞ呼ばれたり フルーツ甘くジューシーなる美味
                         みっちっちさん
★楽しみはそろそろ巨峰の届く頃 スーパーの品買わずに過ぎる
                         夕庵さん

     「未だ咲く 浜木綿の花」

☆夕焼けを海に沈めて 高台に 君と見つけし一番星よ
                         みっちっちさん
★ライン来る 一番星見つけたと 想い違えど何だか愉快
                         夕庵さん
★一番を目指して励む卓球ぞ 負けず嫌ひがめらめら燃ゆる
                         みっちっちさん
★ビル街は無風状態人もなく いつまで続く夏の陽炎 
                         夕庵さん
★ビル街ははるかテトリス 赤々と大夕焼けのなかに揺らめく
                         みっちっちさん
★展望のビルから下を見渡せば 大蛇のごとく幹線道路(道路)はうねる
                         夕庵さん
★松明の火の粉巻き上げ社へと 大蛇のごとく火祭佳境
                         みっちっちさん
★参道にこちらは禁止と結界の 白蛇脱皮の残る暗がり
                         夕庵さん
★白蛇を見れば金運アップとふ 弁財天の使ひなる社
                         みっちっちさん
★白蛇と遭遇した日を吉として 誰にも言わず宝くじ買う
                         夕庵さん
★宝くじ買ひてひとまず仏壇の 供花の横に拝みて置けり
                         みっちっちさん
★宝くじ欲は決して申しませぬ 一夜の夢を見せて下され
                         夕庵さん

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


     「酔芙蓉の花 八重」

【運営にあたって】
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
    投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了


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40 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ポエット・Mさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-09-11 22:19:57
こんばんは。

☆空蝉に命もあるや夕映えに つかむ爪さえ放つ輝き            ポエット・Mさん

★君はもう長いトンネル抜けたろうか 羽化した蝶はいま飛び立ちぬ     夕庵

よろしくお願いします。
返信する
西BOOさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-09-11 22:24:31
こんばんは。

☆夜 冷房つけることは絶えねども 虫の音の中眠り誘われ         西BOOさん

★鳴き出した虫の音色は子守歌 秋もそぞろに月も出で来ぬ         夕庵

よろしくお願いします。
返信する
みっちっちさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-09-11 22:33:09
こんばんは。

☆愛らしき小鳥の切手 久々に故郷の友へ手紙を書かむ          みっちっちさん

★膨らんだ想いの手紙海越えて 羽あるように離島への旅         夕庵

☆朝なさな 色鳥戯(ざ)れる山門の 仁王の貌のゆるびゆくかな     みっちっちさん

★網越しの阿・吽の像に許し乞い 東大寺の門をくぐりぬ         夕庵

よろしくお願いします。
返信する
夕庵さんへの返歌です (ポエット・M)
2024-09-12 08:04:41
おはようございます。
夕庵さんへの返歌です。

★君はもう長いトンネル抜けたろうか 羽化した蝶はいま飛び立ちぬ   夕庵さん

★今まさに朝日を浴びて羽ばたきぬ 羽化する蝶は 煌めきまとい    ポエット・M

よろしくお願いいたします。
返信する
夕庵さんへ (西BOO)
2024-09-12 08:40:16
おはようございます。
早々に、素晴らしい返歌を頂戴し、誠に有難う御座います。返歌を詠ませて頂きたいと思います。

☆鳴き出した虫の音色は子守歌 秋もそぞろに月も出て来ぬ  夕庵さん

★中秋の名月を待つ半月は 西の空のみ雲を浮かべる  西BOO

よろしくお願い致します。
返信する
Unknown (みっちっち)
2024-09-12 13:36:41
夕庵さんへの返歌です

⭐️網越しの阿吽の像に許し乞い東大寺の門をくぐりぬ
夕庵さん

★朝夕の気に大仏の頬やはに 秋澄みゆける奈良東大寺
みっちっち

⭐️膨らんだ想いの手紙海超えて羽あるように離島への旅
夕庵さん

★海と山超へ困難な旅終へし 小鳥へ託す友への想ひ
みっちっち

よろしくお願いいたします
返信する
西BOOさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-09-12 16:59:11
こんにちは。

☆中秋の名月を待つ半月は 西の空のみ雲を浮かべる     西BOOさん             


★盃に月を映して名月を 愛でつつ1首 君に贈らむ     夕庵

よろしくお願いします。
返信する
Unknown (みっちっち)
2024-09-12 20:54:13
夕庵さんへの返歌です

⭐️跨線橋のぼれば夕焼け広がりて 思わずたじろぐ天体ショーに
夕庵さん

★架橋より君乗る列車見つめたり 秋夕焼けに点となるまで
みっちっち

よろしくお願いいたします
返信する
みっちっちさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-09-13 07:26:45
おはようございます。

☆架橋より君乗る列車見つめたり 秋夕焼けに点となるまで       みっちっちさん

★帰京する孫を見送る空港に 言葉にならぬ涙の笑顔          夕庵

☆朝夕の気に大仏の頬やはに 秋澄みゆける奈良東大寺         みっちっちさん

★秋天に奈良東大寺の黄金(きん)の鴟尾 世界遺産を鹿と見上ぐる   夕庵

☆海と山越へ困難な旅終へし 小鳥へ託す友への想ひ          みっちっちさん

★友よ友 如何に居ますやひとり居の日々思いやる足も萎えしと     夕庵
返信する
ポエット・Mさんへの返歌です ( 夕庵)
2024-09-13 07:57:56
おはようございます。

☆今まさに朝日を浴びて羽ばたきぬ 羽化する蝶は煌めきまとい       ポエットMさん

★蝶の旅 羽をたたみて安寝せよ 愛しきものへ語りかけむと        夕庵

よろしくお願いします。 
返信する

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