第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その128)ネット歌会
短歌の返歌を歓迎します!!
☆☆☆ 能登地震で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
また、被災され避難を余儀なくされている皆様にお見舞い申し上げます。
☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
☆☆☆ 「ネット歌会」について
「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
コメント欄に記入して頂ければ幸いです。
「咲き初める ツツジ」
☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
注) ☆:元歌 ★:返歌
☆スッキリと晴れ戻らずも 雲の間に ねらう桜に照準合わす
西BOOさん
★差し出した手のチップスを狙い取る カモメと遊ぶ遊覧船に
夕庵さん
★生協で注文ジャガイモ小さ過ぎ チップ諦めジャガバターに
西BOOさん
★なつかしき北海道のジャガイモは薄紫の花を咲かせり
夕庵さん
★北海道 海産物の宝庫だが 寒すぎゆえに行かずじまいに
西BOOさん
★放牧の馬は大地を駆け巡り 寄れば涼しき眼(まなこ)で甘え
夕庵さん
★幼少期 石切神社へお詣りに 神馬に餌をあたえてペロリ
西BOOさん
★お百度を踏みし思い出 亡き兄の 病平癒をただに祈りし
夕庵さん
☆朧夜にさくら音なく散りゆくを 頬杖つきてひとり窓辺に
夕庵さん
★開花には 待ちかね桜 散り逝くは 花吹雪つつ矢が過ぎるごと
西BOOさん
☆外国(とつくに)の人ら感嘆の声あげて桜散るのを譲りて待ちぬ
夕庵さん
★外国(とつくに)の子ら竹林を 突つ走る 人力車に乗り喜びの声
みっちっちさん
★一度なり乗ってみたいな人力車 違った何かと出会う予感も
夕庵さん
★掛けくるる赤き膝掛け めくるめく疾走感の人力車今も
みっちっちさん
「花開く チューリップ」
☆たんぽぽの絮(わた)吹き 心晴れやかに 見やる美空に 浮雲ひとつ
みっちっちさん
★たんぽぽの綿毛はどこまで飛ぶのやら 風にまかせて命を繋ぐ
夕庵さん
★一陣の風にまかせて桜舞ひ 入園の子ら大歓声よ
みっちっちさん
★春嵐は傘も人をもなぎ倒し 心あらたなスタートを切る
夕庵さん
★島出ると決めて少年 港へと 心あらたなスタートの春
みっちっちさん
★堺港の「穴子はうまし」と記録あり かの魯山人のお墨付きなり
夕庵さん
★魯山人の美の追及の始まりは躑躅(つつじ)に見とれし幼き日とや
みっちっちさん
★春皐月 ツツジの花も咲きだした 上着を脱いで友を訪ねむ
夕庵さん
★水清き春の小川に ばしやばしやと 靴下脱ぎて友と跳ねし日
みっちっちさん
★なつかしや 春の小川は今いずこ ブロックの隙間にたんぽぽのぞく
夕庵さん
★懐かしや 原に遊びし かくれんぼ 見つけてくれず寂しきことも
みっちっちさん
★幼日のかくれんぼの鬼のなつかしき 顔見せ問えよ あの日のように
夕庵さん
☆春の雨 まといてミモザは濡れいるも 黄金に染まる 雫したたる
ポエット・M
★春の雨まといてミモザの色深く 黄色い鞠のしずくをはらう
夕庵さん
【詞書】ミモザの花言葉は、その色により幾つかありますがその一つに
「優雅」という言葉があります。この言葉を入れ返歌を詠みました。
★雫をも払いて空に花捧げ 優雅にミモザ夕映えに揺れ
ポエット・M
【詞書】空の青 ミモザの黄色はウクライナの国旗です。
★青空に黄色のミモザが泣いている 親を亡くした戦火の子らと
夕庵さん
【詞書】ウクライナのハルキウ州では、ヒマワリの作付面積は、
ロシアの侵略によって、今年は半減したとのことです。
★青空にヒマワリ畑続きたる 肥沃の大地 今は半減
ポエット・M
★ヒマワリの種 頭(づ)に浴びて 大谷選手(おおたに)は
ホームラン数の記録更新
夕庵さん
★ヒマワリの 種のシャワーも嬉しくて 大谷選手 はにかみ笑う
ポエット・M
★汗ばみつ ウオーキングの後のシャワーこそ
新緑の季節(とき)の醍醐味と知れ
夕庵さん
★極限に からだ追いこみ泳ぎたる かの日を想い シャワーを浴びる
ポエット・M
★十年間ジムに通いて鍛えたる 貯金が今を支えいるかも
夕庵さん
☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆
「未だ咲く 大島桜」
【運営にあたって】
(1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
(2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
(3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
(4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
(5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
(6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
了
☆死を招くサプリメントの闇深く かの宰相のゴーサインから ポエット・Mさん
★いまさらにサプリメントの恐ろしさ トリセツの文字小さくて読めぬ 夕庵
よろしくお願いします。
夕庵さんへの返歌です
⭐️四百年桜大樹は咲き継ぎて 平家の里を今も護りぬ
夕庵さん
★新緑の光かがやく山道を行けば この先 平家の部落
みっちっち
よろしくお願いいたします
☆山法師 紙のかんむり 憎らしく 陰陽博士 気取っているも 浅間山明鏡止水さん
★しろじろと暮春に浮かぶ山法師 今日も散歩のゴンに出合いぬ 夕庵
☆夕顔の 忘れがたみ 玉かづら 深いえにしに 思いを馳せる 浅間山明鏡止水さん
★夕顔の花の白さよ清しさよ 不意に襲わる背なの寒さよ 夕庵
よろしくお願いします。
☆遅咲きの桜も散りて 南風 汗ばむ陽気 春を惜しむる 西BOOさん
★さくら花風の吹くたび はらはらと 散らして新芽のみずみずとして 夕庵
☆13日 我が長男の命日に 今も 己の無力を悔いる 西BOOさん
★逝きし人の今日は命日 想い出は蘇り来て苦しくなりぬ 夕庵
よろしくお願いします。
☆草餅の甘みふくらむ一杯の 緑茶ゆるりと昼下がり春 みっちっちさん
★長谷寺の人の行き交う参道に 草餅売る声 春を呼ぶ声 夕庵
☆ひんやりとうぐいす餅の透き通り この頃とみに亡き母のこと みっちっちさん
★透き通る泡立つサイダー一気飲み 胸のつかえを溶かす術なり 夕庵
よろしくお願いします。
夕庵さんへの返歌です
★いまさらにサプリメントの恐ろしさ トリセツの文字小さくて読めぬ 夕庵さん
★トリセツの 表す闇の底深く 責任回避の 言い訳ばかり ポエット・M
よろしくお願いいたします。
☆トリセツの 表す闇の底深く 責任回避の 言い訳ばかり ポエット・Mさん
★願わくは薬に頼ることのなく 食育維持に努めるべきや 夕庵
よろしくお願いします。
☆新緑のひかりかがやく山道を行けばこの先 平家の部落 みっちっちさん
★梓川に添いつつ行けば鴛鴦は 絵画のような羽を広げり 夕庵
よろしくお願いします。
早々に、素晴らしい返歌を頂戴し、誠に有難う御座います。返歌を詠ませていただきたいと思います。
☆さくら花風の吹くたび はらはらと 散らして新芽のみずみずとして 夕庵さん
★名残花 散りて 緑に覆われし 薄紅色は ただ春の夢 西BOO
☆逝きし人の今日は命日 思い出は蘇り来て苦しくなりぬ 夕庵さん
★年重ね 重ねるごとに 辛さ増す 愛しき吾子に先立たれるとは 西BOO
よろしくお願い致します。
こんばんは
⭐️透き通る泡立つサイダー一気飲み 胸のつかえを溶かす術なり
夕庵さん
★ごくごくとレモンスカッシュ飲み干して 今ぞ君への告白の時
よろしくお願いいたします