四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

ささやかな紅葉狩り

2022年12月02日 20時16分56秒 | 短歌
秋の訪れが遅いここ、横須賀にもようやく紅葉と晩秋の花が咲き競う季節が
訪れつつあります。
手続きや、ボランティアの合間を縫って「隠れた紅葉の名所」と密に言われる
横須賀しょうぶ園に、ささやかな紅葉狩りに行って参りました。

     「咲き残る薔薇 ブルーライト」

横須賀しょうぶ園は日本有数の規模を誇る、広さ7000平方mのしょうぶ田に
412種類14万株の花しょうぶの花が植えられており、6月には江戸系等様々な
品種の花しょうぶが見事に咲き誇ります。
また、トンネルやポール立てなどさまざまな花の姿が美しいふじ苑、園内中央の
斜面一帯に植栽されたしゃくなげ苑などが広がっています。さらに、スイレン、
曼殊沙華などを四季折々の花を楽しむことができます。
今は…、花も無く訪れる人も少なく寂しさも漂っていましたが…。

入り口広場のケヤキ並木は枯れ葉混じりなっていましたが、イロハモミジ等は
散り際の艶やかさを見せていました。 寒暖差の少ない横須賀では、中々色鮮やかな
紅葉に出会えることは少ないのですが、傾いた日差しに映えるモミジはその怪しい
までの美しさを見せていました。


この、もみじ葉に寄せて即興で二首詠んでみました。
  ☆ 朽ちつつも虚空さまようもみじ葉は 夕映えこえて耀ようすべも
  ☆ もみじ葉は風なき空にゆれ揺れて 哀しいまでの艶やかさ秘め



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3 コメント

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感動の連続・・・ (fumiel-shima)
2022-12-03 09:45:56
ポエットMさん、おはようございます。

花しょうぶが真っ盛りの頃の賑わう景色に比べ、訪れる人も少なく、寂しささえも誘うこの時季だからこその落ち着いたそして物悲しくもある景色の中に最後の力を振り絞るようなイロハモミジに「怪しいまでの美しさ」を感じるポエットMさんの深い心に感動すると共に私にも少しわかるような気がしました。

普段、日常生活ではあまり使われないと思われる「耀よう」という言葉にはゆったりとした、たゆたうような輝きが感じられますね。
私も使ってみたくなりました。

すばらしい時間をいただきありがとうございました。
返信する
fumiel-shimaさんへ (ポエット・M)
2022-12-03 13:24:30
fumiel-shimaさん こんにちは。
いつも心に沁みるコメントを頂きありがとうございます。
今回は、散歩の一齣のあまり変わり映えのしない記事になりましたが、
fumiel-shimaさんの励ましで、少しホッとしました。

この「しょうぶ園」もそうですが、それぞれの「花の公園」はその花の最盛期は
多くの人で賑わいますが、そのメインの花が終わると訪れる方もかなり少なくなりますね。
しかし、この公園は管理に携わる方々の発想と、尽力もあり、四季折々の花が咲き競い
訪れる方もそこそこの数に上ります。

今は、流石に花も無く人の訪れも少ないのですが…、それでもfumiel-shimaさんの
おっしゃるように晩秋の落ち着いた静寂の中で眺めるもみじの美しさを、
ゆったりと心行くまで味合うことが出来ました。

なお、「耀よう」との言葉に目を留めて頂き嬉しいです。内からにじみ出る輝きに
こだわってこの文字を使っています。
こちらこそ、いつも心温かなコメントを頂き感謝しております。
これからもよろしくお願いします。
返信する
Unknown (夕庵)
2022-12-04 13:53:57
ネット歌会

☆もみじ葉は風なき空にゆれ揺れて 哀しいまでの艶やかさを秘め
  ポエットMさん

★紅葉はめぐりの季の(とき)の手段とて燃えて散らせて深き眠りに 
   夕庵
紅葉するのも裸木になるのも次代の樹のためと自然の摂理にうなずかされます。
よろしくお願いします。
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