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日本人の心情…新渡戸稲造『武士道』の危機

2015年07月29日 | 日記

  十和田市の『新渡戸稲造記念館の危機』・・・・拡散
 首長が、アホ過ぎで間抜けの結果がこのザマです。 もちろん事の真実は、一つでしょうが…余りにも情けなさ過ぎて、これが、日本の現状と『憂い』は深くなるばかりです。


  筆者が、新渡戸稲造氏の著書『武士道』に出会ったのは、はたち前だったと記憶しています。
それまで、石橋をたたいて渡りながらも学んでいた『キリスト教』への傾倒を確実なものとして、のめり込ませて行った事実は、隠しようも有りません。

  以後、彼が筆者の生き方の目標の一人になったことは、間違いありませんが『自らが、太平洋の架け橋』として生きようなどと云う、大それた目標にはほど遠く、及びも付きませんでした・・。
事のついでと云いますか、当時、影響を受けた一つの考え方に、次のような短歌が有りました。 ブログの最後まで行くと、その短歌、忘れてしまいそうなので、脈絡はめちゃくちゃと云う批判を承知の上で、忘れないうちに挙げて置きます。
  ≪ 見る人の心こころにまかせおきて 高根に澄める秋の夜の月 ≫


 写真引用先:http://nobu-t-diary.blogspot.jp/2015/05/full-moon-saiko.html


  結論から先に言いますが、ニュース記事やブログを見る限りにおいて、十和田市の『新渡戸稲造記念館』が、市長の個人的嗜好から法的根拠も正式書類として明示せず、『理不尽』に休館に追い込まれ、歴史的お宝も、維持管理の為の空調設備電気も絶たれ、風前の灯火だと『悲痛な叫び』を上げておられます。

  云わせたら、『泥棒にも三分の理』と云うように、その動機は種々あるでしょうが、双方、一見尤もらしい理屈をこねまわすのでしょう。 筆者は、こういう言い争いは、何を置いても聞きたくありません。
検索で見たら、花巻市にも立派な(?)『新渡戸稲造記念館』も有るらしいので、新渡戸家の末裔の方と行政の長が話し合い、その所蔵品を花巻温泉の記念館に、お預けになったら如何なのでしょうか・・・?


  それにしても、各ブログを読ませて戴けば、ここにも韓国の『嘘と恨みとお金』に纏わる、メンタリティーが紛々と表出しているようです。
過去の、日本民族の穏やかな農耕民族の『共生』意識、助け合い、譲り合いなど、微塵も感じられません。 情けない事です。

  ***  以下引用  下記URL ***
   http://uni.open2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1433678879/

先日、新渡戸稲造博士の『武士道』の要約を掲載させていただきましたが、
その新渡戸稲造博士の遺徳を讃え、博士所蔵の文庫や新渡戸家に代々伝わる武具など
を展示した記念館が青森県十和田市にあります。
それが「十和田市立新渡戸記念館」です。

この記念館には、かつて高松宮殿下、三笠宮殿下をはじめとして、佐藤春夫氏、
稲造博士の教え子である南原繁氏、田中耕太郎氏などが閲覧におとずれてもいます。
そしていま、この記念館は新渡戸家8代目の新渡戸常憲さんが、館長をしておいでに なります。

ところが、この「十和田市立・新渡戸記念館」、十和田市長の小山田久が突然、
「新渡戸記念館の耐震性に問題がある」といいがかりをつけ、今月末までの廃館と、
今年度中の解体撤去を要求してきたのだそうです。

新渡戸家では、突然のことに驚き、著名な専門家の方々に市から提出された報告書を
見てもらったところ、
おかしな点がいくつもあり、この報告書は信頼性に乏しいということでした。
記念館側では、市の耐震調査について疑義を抱き、市に話し合いを求めましたが、 市長はまったく話し合いの機会すら持とうとしません。
ようやく28日に会えたものの、まるでヤクザのような恫喝があっただけです。
これまたありえないことです。
そのテクチは、まるで昨日の当ブログの記事そのものです。

この記念館は、建物は市の所有ですが、土地と資料のほとんどは新渡戸家の所有財産 です。

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ところがこれについても市は、「建物の所有権は市にあり、記念館内の資料(約8千点)は市民共有の財産である」と主張しています。
そして「資料の保存については話し合いに応じる」「市の所有のものは保存するが、
新渡戸家のものは市の文化財に指定となっているにもかかわらず、市に寄贈すれば
大切に扱い、寄贈しなければ勝手にしろ」というのだそうです。

これまた行政の主張としては、きわめて不思議な話です。
建物の所有権は、建物内の動産に及ぶものではありません。
加えて、この建物が「記念館」である以上、本来、値打ちのあるのは所蔵資料の方で
あって、建物ではありません。
しかし、その建物も稲造の後輩でもある生田勉の意匠設計、日本建築学会会長を務め
た佐藤武夫のコンビによる国内に現存する唯一の建物です。

ところが、なるほど法的財産としては、建物に不動産としての売却価値があり、動産
にはほとんど価値がない。
さらに「記念館を取り壊し」てしまえば、その建物不動産もこの世から消えるわけで、
そうなると歴史的記念物である記念館所蔵品は、果たしてどうなるのか。

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  ***  以上引用   終  ***


  何はともあれ、明快な回答が出ない場合、アホ首長を通り越して、『国の機関』が地域住民と行政の仲裁に入るべきではないでしょうか・・・。

  『新渡戸稲造博士』は・・、世界平和を希求するその物の考え方は、日本人にとっても世界市民を標榜する国際人にとっても、失ってはならないものです。
正直でシャイで人の良い日本人、国が蚕食状態になり滅びるかどうかが、一つ一つの歴史的事実として積み重なって、出来上がると云う事を自覚して、進みたいものです。