地球にやさしいブラジャーとは

前回の予告通り、今回は「地球にやさしいブラジャー」についてです。

モノを捨てる時、その処分方法が異なる素材の組合せである場合
エコロジーな皆さんは困ったりしませんか？

ブラジャーというモノがまさにそれなのです。
アレは燃えるゴミだと思わせておいて
実はいたるトコロに金属が使われているのです。
まず、ワイヤー！！！
ワタシはいつも「あ～ワイヤーいらね～～」と思う。
固いし、痛いとゆー程ではないが・・・異物感。
けどワイヤー無いのってオバサンっぽいデザインなのよね。
おしゃれなデザインで、しかも胸がキレイに見えるブラは大抵ワイヤー入り。

そういえば、空港の金属探知器ってブラには反応しませんね。
したら困るけど。

ゲートを通って♪ピンポーン
「あ、ブラはずして下さい」
って言われてもねー。
夏は薄着だからまだイイけど、冬なんかエライ手間ですよ。
それにはずしたブラどーすんの。係のヒトに持っててもらうの？
ちょっとくたびれたブラしてた日にゃー恥ずかしくってしょーがないよ。
だからって勝負下着みたいな気合いの入ったブラをわざわざ着用し、
係員に見せるのはもったいないとゆーものだ。
ただでさえ、色々計画を立てたり忙しい旅行の時に
ブラのコトなんかで悩みたくないですね。

ま、あの太さというか細さというか、あの程度なら大丈夫なよーですが。

しかしゲートはOKでも燃えるゴミとしてはNGである。
まずブラをハサミで切り、ワイヤーを抜く。
ワタシだけかもしらんが、抜いたワイヤーの曲がり具合が左右違う。
多分、形状記憶合金だと思うので、着けているうちに
己の身体の形になってきたのであろーが、
人間の身体は必ずしも左右対称ではないと改めて思う。

しかし、ワイヤーを抜いただけでホッとしてはいけない。
金属のホックがある。
ホックはワイヤーの様にやすやすとは取れない。
ブラの端と端をとめるモノなのだから、しっかりと縫いつけられているのだ。

それは大抵、身体に食い込まないよう
ある程度の太さが必要なので２列になっている。

そしてひとつのサイズの中でも更に調節出来るよう、
引っかかる方のパーツは少しずつずらして３つあるのだ。

・・・この描写、男性にもわかるだろーか？
まぁよーするに、取り除きにくい小さな金属が８個は付いているのである。
捨てる際これをちゃんと取り、分別しているヒトはあまりいないのじゃなかろーか？

小池百合子元環境大臣はやっているか！？
先日ニュースでやっていたが、彼女の「浴衣で打ち水」はインパクトが弱すぎる。
打ち水は、今やちょいとエコに興味があるヒトなら常識である。

「元」とは言え、日本の環境事情の先頭を歩くべき人物ならば
「私はブラも分別しています！！」くらいのコトを言って欲しいものだ。

しかし面倒な分別をしないで済むブラジャーを使う方が近道かもしれない。
スポーツブラは金具ないねぇ。
しかし全体が収縮する素材で、肩から胸を支えるスポーツブラは
締め付けるよーな圧迫感があって私は苦手である。

肩の疲れや圧迫感が無いと言ったら「ヌーブラ」！！
コレは金具もないぞ！！
と、思っていたら、それのニプレスみたいなモノがあるらしい。
「乳首だけヌーブラ」みたいなモノですな。

素材はシリコン。
ん？シリコンって燃やしても大丈夫ですか？
まさかダイオキシンが出るよーな物質ではなかろうが
自治体によって、分別の仕方が複雑なマテリアルかもしらんな。

そもそも自然素材ではないし、うーむ・・
コレが地球にやさしいかどうかは、まだ判断しかねる。
この辺はしかるべき有識者にご意見を伺いたい。

乳首だけ隠せりゃイイならバンドエイドで良いような気もしてきた。
しかし、指にバンドエイド貼ってると、その部分がふやけたりしますよね？
乳首がふやけるのはヤダなー。
やっぱバンドエイドは却下だなー。

やっぱコレは下着メーカーにゆだねるべきですな。
「金具分別ブラ」
「土に埋めると微生物が分解して有機肥料になるヌーブラ」
「金属だったパーツをトウモロコシから出来た樹脂にしたブラ」
など、ちょっと考えただけでもアイディアが湧いてくるではないか。

ところで。
くだらなさ１００％なのに毎年ニュースで紹介されるトリンプのブラ。
「ユニークブラ」として発表しているが
「ほほ～～・・・」と思った試しがない。
「とほほ・・・・」と思うばかりである。

コレなんて、エコっぽいコトを謳ってはいるが実用性も無けりゃ面白くもない。

それならせめて、エロくして欲しかった。
ブラたるもの、エロくあれ。

そして、一番地球にやさしいのはノーブラ！！
シャラポアを環境大使に！

家庭で出来る省エネ色々

温暖化に関するニュースを読むキャスターが
真夏にネクタイ締めてスーツを着ている姿を見るだけで
頭に血が上るほど腹が立ち、怒りで室温を上昇させているワタクシですが
この猛暑、皆様いかがお過ごしですか？

ワタクシは三島市が行っている
「ストップ温暖化推進員養成講座」というのを受けております。
先週、その第二回目がありまして
家庭で出来る省エネのコツを聞いて参りましたので紹介します～。

ご存じの通り、二酸化炭素排出量は京都議定書で決められた基準年である
１９９０年と比べて増えてしまっています。
あぁ・・減らすどころか増えてるなんて・・。

このっ小さな島国ニッポンが！！世界で４番目にCO2を出している！！
アメリカ、中国、ロシアの次なのだが国土や人口で比べたら
恐ろしいほどの多さではないでしょーか？
南米大陸全体、あるいはアフリカ大陸全体よりも多いのである。
驚きませんか！？

そこで知っておかねばならんのは、主に増えているのは
部門別に見ると「家庭」と「業務」からなんですよ！！

地球規模の被害をもたらす温暖化の原因なんてものは
フツーの個人の責任ではないよーな気がしてしまうものだが
フツーのヒトがフツーに生活しているコトがその原因の多くを占めているというのは
少なからずショックである。
しかも増やし続けている。

ちなみに「業務」というのは店舗やオフィス。
その他の部門は、発電所などの「エネルギー転換部門」「運輸部門」
そして唯一、１９９０年より排出量が減っているのは「工場等」である。

企業は、その内部ではコスト削減というコトもあり、
工場内でのCO2排出量は減っているようだが
（あっ、もしかして海外に移転した工場が多いせいもある？）
店舗やオフィスで増えているというのは
例えばエアコンをガンガン効かせるのが「サービスである」という
概念がある、みたいなコトなのだろーか。
最初に述べたニュースキャスターしかり、
「お客様（視聴者）の手前、季節に合わない格好をしております」
といった無駄なコトがすんごいいっぱいあるのだろーなー。

さて、家庭部門に話を戻しますと
家の中で排出される分と自家用車の分、
それから家庭から出るゴミ処理の分があるのです。
今までは１９９０年を基準にした「増加率」についてでしたが、
日本全体のCO2排出量のどれくらいなのか？
と言いますと５分の１を占めており、工場等の産業に次ぐ２番目の多さなんですね。

これがこのくらい多いかというと
タイや台湾の国全体の排出量と同じくらいなのですよ。
日本の家庭だけでタイ全体、台湾全体と同じ。

よく、私達「に」出来るコト、などと言うが、私達「が」やらねばならんのよ。

ハイハイ、前置きが長くなりましたが具体的な省エネ方法を以下に述べます。
まずテレビ。
リモコンの「メニュー」から「設定」で「画面明るさ」を見てみましょう。
映像メニューが「ダイナミック」になっていたら「スタンダード」に変えましょう。
変えた瞬間は少し暗く感じるかもしれませんが慣れれば全く支障ありません。
元々、ダイナミックモードは明る～～い家電量販店内でよりキレイに見えるよう、
販売時に設定してあるらしいのです。
スタンダードにすると画面の大きさにもよりますが
消費電力が半分以下になる場合もあります。

これ、簡単ですな。
一回設定変えるだけですから。
（ブラウン管のテレビだと無いかも・・てかウチのは無かった）

それからエアコン。
エアコンだけを使っているそこのアナタ！！
設定温度を上げて扇風機を回しましょう。
体感温度が低くなり、節電、省エネにもなるのはもちろんのコト、
空気が対流してエアコンだけよりも部屋全体が涼しくなります。

講座中、講師のセンセイが「もう、このやり方にしてるよ、って方いますか？」
と聞かれたが
我が家にはエアコンなど無いので返事が出来なかったのが悔しい。
どんなやり方より省エネなのに。

エアコンをお持ちのフツーの方には、まだまだアドバイス。
・カーテンで外からの熱を入れない様にすると効率アップ。
・２週間に１度フィルターの掃除をすると効きが違います！
・風向きは水平に。（暖房時は下向きね）
・設定温度は２８度。
・タイマーを使い、点けっぱなしをしないように。
・長時間使わない時はプラグを抜きましょう。

それから室外機。
もし直射日光が当たるよーな場所ならば、すだれ等を使い、熱くならないよーにしましょう。
放熱する部分が熱くなっては無駄なエネルギーを使ってしまうのです。

室内を涼しくするには最近よく聞く「緑のカーテン」。
ベランダや窓の外に朝顔、ヘチマ、ゴーヤなどのつる性植物を育てると
日除けになり、植物の葉から出る水分も温度を下げる効果があります。

今からではちと遅いかもしらんので来年には是非。
すだれやよしずの日除けなら、今すぐ出来ますね～。
日除けならカーテンでも一緒じゃん、と思うヒト！
いやいや室内よりも室外で太陽光を遮ると全然違うのですよ。
南はもちろん、西、東もやってみるとよろしいですな。

それから、掃除機なんですけど、強中弱と切り替えられますねぇ。
あの「強」とゆーのは毛足の長い絨毯の時に必要なのであって、
畳やフローリングには弱で十分なんですって。

ちなみにワタシは普段の掃除はホウキと雑巾です。

電気ポット、炊飯ジャーなどの保温機能ももちろん電気を食いますので
使う時に沸かしたり炊いたりしましょう。
保温と言えば暖かい便座も。
座ると冷たい！！なんてのはカバーすりゃイイのでは？

ちなみにウチは和式。
関係ないのね～～。

あとは電球を蛍光灯型に変えるとか、
省エネタップやプラグをこまめに抜くなどして待機電力を極力減らす。
待機電力と言えば、ワタシはパソコン使わない時、
モデムのアダプターも引っこ抜いております。
モデムから電話やファックスをつなげている家庭は出来ませんが。
そうでないなら、落雷の被害も防げるしオススメです。

で、冷蔵庫は側面から放熱しているので横に棚とかくっつけると良くないそーです。
ドアの開け閉めも素早く。
そのためには冷蔵庫の中の整理整頓も。
詰めすぎると効率悪いので一石二鳥ね。

え～と、とりあえずはこんなトコロです。

ところで洞爺湖サミット、
環境問題についても話すのになんでみんな平気な顔して
スーツにネクタイでいられるんだろうと思ったのはワタシだけですか？

世界中のヒトが気候に合った服装をするだけでかなりのCO2を削減出来ると思うのだが。

次回は「地球にやさしいブラジャー」についてです。