シュルイのブログ「エコ魂」

スケールの大きい小心者のこの私。地球の未来を憂いて早四半世紀。地域活性と持続可能な社会を目指す日々を綴ります。

100マイル チャレンジ

2011年08月09日 | エコな食べ物
先週、NHK BS1の「世界のドキュメンタリー」で
「100マイル チャレンジ」というのを4回シリーズでやってましたが、見ました!?

すっごい面白かったです!!

カナダのある町で、「自分が住んでいる半径100マイル以内の物だけ食べる」
というのを100日間実践するのです。
主催者は「100マイル ダイエット」という本を書いた若いカップル。
彼らは1年間やったそうな。

100マイルは160キロ。

コーヒー、チョコ、ビールなど、ほとんどのお酒を口にするのは、まず不可能。

前日に100マイル外の食べ物を全部取り上げられると、
開始当日の朝食が、まぁさみしい事!!

地元で製造されていても、原材料が100マイル外だとNG。
厳しいよ!!

しかし、参加者は主催者の助け借りながら
段々と自分で食べ物を手に入れてゆき、食べ物だけでなく健康、地域、生き方に対する
考え方も変わってくるのですよ。

家庭菜園をしたり、釣りをしたり、野生の植物で食べられるモノを学んだり
砂糖のかわりに蜂蜜を獲りに行ったり、海水から塩を作ったり。
ビールは無理でも、地元産のオーガニックワインがある事を知ったり。

皆さんの周りでも野菜を作っている人は結構いると思います。
しかし、そのドレッシングはどうかしら?
味付けする塩、こしょう、香辛料などは遠くで作られたモノがほとんどですよね。
パンを食べるための小麦はあってもイースト菌は難しいし。
そうそう、油はど~すんだ~!?

でも逆に、地元産があるのに遠くの産地のモノを買っている場合もあるよね。

実行した家族は、ものすごく大変そうだったけど、
制約があれば、それなりに工夫できるものなんだな、とも思いました。

やり遂げるには、
労働力(農業、酪農など)、
情報収集(コミュニティーの力とも言えるかも)
工夫(代用品を考えたり)と、
それから家族みんなで楽しむ気持ちが必要なんだなぁと感じましたよ。

100日後はほとんどの人が、かなり痩せていて
何の制約もない食生活は実は不健康なのかもと考えさせられました。

ところで、この番組内では、驚いた事に
参加した夫婦のうち、奥さん(結構な年齢)一人と主催者のカップルの女性が
普段まったく料理をしないそうで。
代わりに男性が料理上手。

それに、外で食事をするシーンがよく出てきたんだけど
テーブルセッティングが素敵だったりして
そーいうのを見るのもなかなか楽しい。

食べ物を通して色んな文化が垣間見えますな。

ここ、三島でやったらどうなのかなぁ?