シュルイのブログ「エコ魂」

スケールの大きい小心者のこの私。地球の未来を憂いて早四半世紀。地域活性と持続可能な社会を目指す日々を綴ります。

残念なプラスチック

2016年04月17日 | 持続可能な社会
数日前の新聞記事の見出し。
「東京湾で捕れたイワシ 8割からプラごみ検出」
カタクチイワシの内臓から、ごみとして浮遊する
5ミリ以下の微細なプラスチックが検出された、と。
餌と間違えて飲み込んだとみられている。
人が食べても排出されるので直接的な影響はないとのことだが、
量が増えたら生態系に悪影響が出るのでは・・と、専門家。

5ミリ以下のプラスチックは「マイクロプラスチック」という何やらカッコイイ名前なのだが
レジ袋などのゴミが紫外線や波で砕かれてできるらしい。

うーーーーーむ。

ゴミをポイ捨てするなんてケシカラン!!と言いたいところだが
ビニールやプラ容器などは、故意に捨てなくても知らぬ間に飛んでいって
流されたりするからなぁ・・・。
今回検出されたものは0.1~1ミリが8割がたなのだという。
こんなに細かくなっては、ゴミ拾いでもとりきれない。

そして、記事の最後にはこんなことも。
「(カタクチイワシから検出されたマイクロプラスチックのうち)約1割は
 古い皮膚や汚れをこすり落とすため、洗顔料などに入れられている
 『マイクロビーズ』と呼ばれる微粒子だった」

なにぃ!?
洗顔料に入ってる物質が、分解されずに海まで流れて魚が食べているの!?
それって・・・どうなの?
いくらマイクロプラスチックが人間に害が無いと言われていても
心配せずにはいられない。

ネットで調べると、やはり弊害があるようだ
洗顔料に含まれるツブツブが眼球に傷をつけるというのは
何年か前にニュースで聞いたなぁ。
国によっては規制があるみたいです。

プラスチック、とっても便利だけどね。
やはり、なるべく自然に還る素材を使うにこしたコトはないのだなぁ。
それから、使い捨てではないモノで。

お風呂掃除のブラシなんて、知らぬ間に短くなってるもんなー。
アレも海まで流れてカタクチイワシが食べてんのかー。
(下水処理も通過してしまうのだとか・・)
まぁあんまりカタクチイワシばかり取り上げてカタクチイワシが売れなくなるのも困るし(?)
上のサイトの情報が100%真実で信頼できるか、というとわからないけど。

そーいうのを踏まえて、私たちができるコトは今のところ、
なるべく自然素材を選ぶ、とかゴミを出さない、とかゴミを拾う、とか・・・かねぇ。
小さな事からコツコツと。
西川きよしみたく。