シュルイのブログ「エコ魂」

スケールの大きい小心者のこの私。地球の未来を憂いて早四半世紀。地域活性と持続可能な社会を目指す日々を綴ります。

原発

2014年05月14日 | 原発、放射性物質
5月5日の三島大通り商店街まつりで買ったモノ。
ひまわりの種がオマケについたバッジ。

「南相馬ファクトリー」で製作されたモノです。
東日本大震災の復興プロジェクトとして障がい者の作業所で作られています。
「南相馬ファクトリー通信」というリーフレットがあったのでもらってきました。
それによると・・・

南相馬市は震災後、一時人口7万人のうち、6万人が避難しましたが
残された人たちは老人、障がい者とその家族だったとか。
しかし、残された人たち、戻らざるを得ない人たちと
ボランティアの人達などの手によって作業所が再開されたのだそうです。

すんごく、はしょった説明ですが・・・・。

オマケのひまわりの種は、蒔いて育てて種を送り返してもらい、
南相馬で植えて放射性物質の除染をしよう!
という趣旨のプロジェクトのためだったのですが・・・。

そういえば、震災直後はひまわりに除染効果があるってよく聞いたなぁ。

でも、その後に農水省が除染効果がないと報道して、
シンボル的な意味合いばかりが強くなった様です。

しかし、実際に南相馬で採取したひまわりを調査すると
農水省が発表した10倍の放射性物質を吸い上げたり
更にはその種から採った油には放射性物質が無かった、とかいうデータもあるそうだ。

かと言って、放射性物質を吸い上げたひまわり、
ようするに廃棄物の処理の方法も考えなくてはならない。

様々な問題が山積みの中、それでも自分達で何かしようと
障がい者の方たちが頑張っているワケです。
ちなみにバッジのデザインは色々あって、
著名人(ミュージシャンとか)のモノもある。
ホームページを見てみるべし。

政府は原発再稼働を進めようとしているけど
やっぱワタシは原発反対だなー。

と、いう意思表示をアトミック・カフェのバッジで
通勤の時に使うリュックにつけて密かに示している。

右のは、今回買った南相馬ファクトリーのです。
これも、「NO NUKES」と核反対の意思が込められています。

原発反対を唱えると、原発で働いている地域の人が困るという意見もあるけど
廃炉にするにも何十年もかかるから、
そうそう仕事が無くなる事もないだろうと思うのだけど
どうだろうか?

以前にドイツかどっかの廃炉作業についてのドキュメンタリーをTVで見たが
予定していたよりも長い時間と予定よりも多いお金がかかっていた。

原発はお金がかからない発電方法だという人もいるけど
環境にも、予算的にも将来に莫大な負の遺産を残す事になるのは明らかで・・・。

そして、そーゆーコトを廻って人々の繋がりが絶たれたり
(避難しなきゃなんなくて離れ離れになったり)
争いが生まれたりして
(同じ地域でも反対派と推進派が対立したり)
風評被害で色んな産業影響が出たり・・・
まったく良いコトなんかありゃしない!!
と改めて思うのでありました。


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